附属中活動
長野ろう学校との交流会
長野ろう学校高等部の生徒から、聴覚障がいやろう学校の設備や生活についての説明を聞き、その後は手話などを用いてグループ活動を行いました。高等部生徒の笑顔や語りかけ、頑張れといったジェスチャーなどに支えられ、本校生徒が身を乗り出すように引きつけられていきました。このような機会をいただけたことに本当に感謝しています。以下は生徒の感想です。
総合文化発表会
「1学年」 1学年では、「能登臨海実習」を通して行った調査・探求活動での学びを発信しました。時間的な制限から、インナーコリドーを使っての発表となりました。各グループごとにブースが設け、見ていただく方の座席も用意し、「調査探求活動」で使用したフリップを掲示しました。プレゼンテーションの力・発信する力の大切さとともに、伝えたいという思いの大切さ、雰囲気作りなど、体験を通して学ぶことも多かったと思います。
ステージでの代表者の発表では、能登臨海実習を通して、1年生が、何を追究し、何を感じ、何を考えたのか、これまで学年で大切にしてきた「提言性」を意識することができました。 学年全体としては学年合唱「果てない空」の発表を行いました。鳩祭では学級合唱に取り組んだことから、そこから一歩進め、また、学年目標「切磋琢磨」の達成に向け、今回は学年合唱に取り組むこととし、係を中心に曲選考・歌練習を進めてきました。「先生方を感動させたい」という思いもあり、みんなで精一杯、そして、笑顔で楽しんで歌うことができました。
1日を通して、やりきったという思いとともに、2・3年生の努力と技能の高さに圧倒された総合文化発表会。1年後、2年後の自分たちの姿に思いをはせる人も多かった1学年でした。
「2学年」
2年生は、今年度の学年行事や総合的な学習で実施した職場体験学習・棚田体験学習について発表しました。今年度は2回目の経験なので、単なる「原稿読み」ではなく、見る人・聴く人たちに自分たちの思いが伝わり、楽しんでいただけるよう、それぞれのグループで工夫して練習してきました。
イングリッシュキャンプの二日間で、自分たちで考え作り出した国紹介を、ジェスチャをつけながら発表しました。
職場体験で、自分で感じたり学んだりしたことを職種ごとにまとめました。
棚田体験では、田植えと稲刈りの様子を実演で紹介しました。植えた苗や稲穂が、ステージ上でも立つように工夫したりして演じました。
学年合唱の曲は「手紙」です。自分たちへ、そして聴く方たちに自分たちの思いを伝えられるよう、曲想をつけた豊かなハーモニーを響かせました。
「3学年」
学年合唱「 遥か 」 朝・放課後にパート練習を行い、LHRで全体で合わせました。音楽係を中心に、歌い終わった後に、生徒同士で意見の交換をして、お互いで指導し合いました。まさしく、自分たちで作り上げた合唱です。声の大きさや強弱、盛り上げる場所やはっきりと言葉に出す場所等細部にわたって生徒たちで言い合いました。さらにすごいのは、仲間の意見を返事をして聞き入れ、次に歌うときにはそれができているということです。さすが2期生!すばらしい3年生!です。
「体育発表」
「1年ダンス」
1年生は、最初に規定のダンスを覚え、踊り、次にフォーメイションを変えて踊りました。そして最後は、「Ⅿickey」の曲に合わせて、オリジナルダンスを創りました。A・B組とも投票によって決まった代表の班です。両班とも元気があり、歌詞にわせた工夫がなされています。当日は、会場も盛り上がりました。
「2年ダブルダッチ」 初めてやったダブルダッチ。
最初は入ることさえできなかったことが、練習をするたびに入って何回か飛ぶことができ、出れるようになった。そして、飛びながら技ができるようになりました。当日は緊張して、失敗した場面もあったが、みんなに見てもらってうれしかったです。
「2年ダンス」 今年は自分たちでやりたいダンスをやりました。
ももいろクローバーℤのコピーですが、所々にオリジナルダンスを混ぜて、附属中ももいろクローバーℤになりました。かわいい5人のダンスに、会場から声援も多く、盛り上がりました。
「3年ダブルダッチ」 ダブルダッチをやり始めて2年目。
今年は、難しい技に挑戦し、失敗しないように体育の授業以外でも練習をしました。見ている人から「わー」という声が聴きたくて、体中にあざを作りながら頑張りました。当日は少し失敗してしまったが、成功すると会場から「すごい!!」の声が聞こえてきたことが感激でした。
「3年ダンス」 かっこいいダンスを目指し、単元が始まる前からこの発表会に出ることを目標に頑張りました。
当日は、7人全員の息も合って、揃うところは揃って、個人のダンスは個性を発揮したダンスを披露しました。会場からは「かっこいい」の声と拍手で盛り上がりました。さすが3年生!!
「英語発表」
英語科では、1年を通じて行った活動の中から、特に自己表現にあたる活動について発表しました。
1学年は「日本と他の国の相違点」というテーマで、代表8名が英語でスピーチしてくれました。各自がスピーチを作っていく中で、グローバルな視点を育成する良い機会になりました。 2学年では、授業で制作したテレビコマーシャルを上映しました。脚本作り、撮影、編集などの全ての工程を生徒だけで進めた力作です。もちろんセリフは全て英語です。大変個性的な作品に仕上がり、会場に笑いも起こりました。時間の都合でステージにて発表できなかった作品は、開場前に入口ホールにて上映し、多くの皆さんに視ていただきました。
3学年では後期に重点的に行ってきたディベートをステージ上で実演したかったのですが、残念ながら時間の都合により、ビデオでのディベートの様子の紹介という形になってしまいました。このディベートを通じて、論理的な表現について一歩進んだ学習を進め、堂々と英語を使って討論している姿がありました。
「数学発表」
今後も、数学の授業で学習したことをもとにして、それらを自らの課題解決のために活用し、様々なコンクールに挑戦していければと思います。
ジュニア数学オリンピック 表彰
予選にて正解数5問が本選進出条件でしたが、惜しくも本選進出はかないませんでした。しかし、本校3年生の小島聖矢くんが正解数4問、金井裕夢くんが正解数3問という好成績を残し、甲信越・北陸地区表彰者となりました。他の皆さんも、高校生となる今後も引き続き向上心をもって挑戦していってほしいと思います。
ヴォーカルアンサンブルフェスティバル結果
屋代高等学校附属中学校 「花は咲く」
情感たっぷり、発声の基礎もしっかりできていて、2人の息がぴったり合って素晴らしい演奏でした。プロでもここまでかな、と思うくらいフレーズのまとめ方も素晴らしかったです。すごい!たっぷりきかせていただきましたよ。
SSH「ジオサイエンス」特別授業
信州大学 大塚勉教授より、震度とマグニチュードの違いから始まって、M6とM7では32倍も規模が異なることや、プレートの移動、断層の話までの説明を聞きました。
そして、今回の魅力である「長野県と地震の関わり」へと話が進みました。信濃の国にも謡われている諏訪や松本などの盆地は、長野県を縦断する複数の活断層によって作られたものであること、本校のある千曲市周辺にも長野盆地西縁断層という活断層があることを学びました。
長野県、特に生活の場である盆地は、活断層がなければできなかった。だから、私たちは上手に地震とつきあっていかなけらばならない。ということで、最後は防災にまで話が及びました。
生徒からの「文献などの記録だけではなく、地層からも地震が起きた日付はわかるのですか?」という質問では、「放射性元素を用いた測定により、ある程度の年代は調べることができる」と、教えていただきました。
アンサンブルコンテスト 結果
アンサンブルコンテスト 北信B南地区の結果について
1 月11 日(月・祝)に行われたアンサンブルコンテストに吹奏楽班の皆さんが参加しましたので、その結果についてお知らせします。
打楽器3重奏 銀賞
金管7重奏 銀賞
サックス6重奏 銀賞
木管6重奏 銀賞
1・2年生に代が引き継がれてからの初めての大舞台となりました。今回の手応えを足がかりに、さらなる飛躍を期待します。
長野県統計グラフコンクール入賞者一覧
第63回長野県統計グラフコンクール入賞・支部優良賞入賞者一覧
第4部 NBS賞 滝澤 舞花 「戦争のない未来へ」2年 全国入選
佳作 樽田 なのは 「どうなる?日本のエネルギー
~未来は明るく照らされる!?~」2年
山岸 百音 「中2の中だるみ,本当?!」2年
篠原 こころ 「職業意識」2年
努力賞 坂口 歩 「長野県は長寿県!
~「食」からひもとく長寿のヒケツ~」2年
坂戸 里恵加 「中学生を毒するタバコ」3年
優良賞(支部)
門﨑 琴美 「自転車交通事故
身近にひそむ危険を回避するためには」1年
塩川 心愛 「世界のABOBA」1年
荒井 千尋 「世界にはばたく日本人!」2年
恩田 有佳子 「進んでいます!ペーパーレス」2年
小林 凜 「毎日食べよう!朝ごはん!」2年
荻原 奈々実 「加速する少子高齢化
~私たちの未来どうなっちゃうの!?~」2年
田口 実咲 「これからどうなる?日本人の主食」2年
羽入田 唯 「野菜、好きですか?」3年
吉田 ひなの 「なってよかった!? 中学生の「熱中症」」3年
パソコン統計グラフの部
長野県知事賞 高橋 侑希 「長野県が日本一長寿になれた理由
~もっと伸ばそう 健康寿命」2年
佳作 永井 陽菜 「どうなる!?日本の食糧自給率」2年
優良賞(支部)
北沢 一真 「実写化とアニメ化」2年
S1グランプリ&環境保全に関するポスター
また、環境保全に関するポスターでは、3年生の中野和奏さんが見事入選を果たしました。
今後も様々な分野で活躍していくことを期待しています。
県大会の結果
【柔道】
○女子個人 3位 山本愛佳
【ハンドボール】
○男子 2位 ○女子 3位
この結果を受けて、ハンドボール班男子は、年末に東京で行われる読売旗争奪ハンドボール大会の出場権を獲得しました。健闘を祈ります。
北信大会等の結果
【柔道】
女子団体 2位
女子個人 山本愛佳 1位 高橋優子 3位
【書道】
JA共済小中学生書道コンクール 入選
竹田和花 山﨑真萌 荻原奈々実 瀬下南海
学年間交流会
11月27日(木)3時間目、生徒会企画「学年間交流会」が行われました。
このような企画の実施は、現執行部が2年生であった1年前の生徒会選挙における選挙公約でもありました。生徒会役員やルーム長会が中心となって夏休み明けから案を練り上げ、ついに実現にこぎつけることができました。
3年生がリーダーとなった縦割りグループで全校を36チームに分け、「5文字クイズ」「大縄跳び」「豆ひろい」「おはじきカーリング」「ジェスチャーゲーム」などなど、自分たちで趣向を凝らし考えた10のゲームを各会場で楽しみました。
学年の枠をこえ、目的として掲げた「笑顔」があふれる1時間となりました。
来月の12/24には1年間の活動をまとめる生徒集会、1月には生徒会役員選挙が行われ、生徒会も引き継ぎのときを迎えます。
3学年修学旅行
3学年では、10月27日(火)から29日(木)まで80名全員で修学旅行に行ってきました。3日間とも天候にも恵まれ、全行程を予定通りに行うことができました。秋の奈良・京都をじっくりと感じ、学び、楽しむことができました。
【1日目】 法隆寺・奈良公園・国宝館
・法隆寺では「シャカ」についてまつられているものを見ました。そこではシャカが亡くなった後に骨を分けられている所を見ました。「シャカ」の分けられた骨が寿司の「シャリ」の語源だということが分かりました。さらに、そこでは日本最古の阿修羅像を見ることができました。途中で通った回廊は世界遺産だったので、初めて世界遺産を踏みしめました。
・東大寺は建物も大仏も教科書で見たものとは、ケタ違いの大きさだった。大仏は他にも2つの小さい大仏があり、それも大きかった。手の大きさも身長より高く、鼻の穴もすんなりと入れたのでとてもうれしかった。
・国宝館では、千手観音が大きかった。色々な人を助けるよう、物をいっぱい持っているらしい。阿修羅像は迫力があった。
【2日目】 テーマ別班研修・京都大学・延暦寺(法話)
・伏見稲荷山神社は千本鳥居が思ったより詰々で、驚いた。そのほとんどが平成に奉納された物だと初めて知った。おもかる石は想像と同じくらいの重さだったので願いが叶うかはわからない。
・とにかく楽しかった。自分たちで時間を設定しただけあって時間を見て動くことが身についた。貴船・八坂・晴明など3つが神社だったので、神社の話は奥が深いなあと思った。
・京都大学では、1つの学校とは思えない規模にただただびっくりしました。看板についてやサークルなどについての話も聞けたので良かったです。博物館では、武家の文書があり、嬉しかったです。学生さんや教授の研究への熱意が伝わってきました。
~延暦寺の法話を聴いて~
仏教に対して関心は特になかったけれど、順を追いながら説明してもらい、自分が仏の心を持っているということが理解できた。また、それを邪魔する「貧瞋知」を落とすことを「修業」といい、必ずしも滝に打たれたり、座禅を組んだりするものではないということが分かった。その「修業」は日々の生活中で行うことができるものであるけれど、意外と難しいのではないかと思った。そのために自分を見つめて、「修業」を積み重ねることが大事であると感じた。
【3日目】 北野天満宮・清水寺
・学問の神として知られる菅原道真を祀っている北野天満宮に行きました。境内は道真が好きだった梅の木がたくさん植えられていました。お守りも購入でき、門に隠された秘密も知ることができました。
・清水寺の景色が絶景でした。写真やテレビでも何度か見たことがあるけれど、やはり自分の目で見た方が綺麗でした。
~3日間を通しての感想~
1日目はあまり実感がわかず、ちょっとした課外授業のようだったが、法隆寺の塔などを見られたのはすごかった。国宝館では千手観音が存在感があり、阿修羅や他の仏像も見ごたえがあった。
2日目はタクシー見学。嵐山で楽しむことができた。昔はかるたなどが貴族の娯楽だったと知った。京都大学は広くまとまっていて広大だなと思った。法話は上手に話してくださり分かりやすかった。
3日目は北野天満宮や清水寺でお土産を買えたことが印象に残った。三光門や清水の舞台からの景色はとて綺麗だった。最後のホテルでのバイキングは滅多に来られない所でおいしかった。
戸隠地質化石博物館実習
新人戦更埴大会の結果
1・2年生を主体としたチームでの初めての公式戦を迎えました。
新人戦更埴大会において、ハンドボール班、剣道班、柔道班、卓球班が下記の結果を収めました。おめでとうございます。
今後は新人戦北信大会、県大会に向けて練習を重ねていくことになります。来年の夏の大会を見据えて、更埴地区の代表として頑張ってきてほしいと思います。【ハンドボール】
男子 2位、 女子 3位
【剣道】
男子個人 島崎寛大 5位
高橋寛行 5位
【柔道】
女子団体 1位
女子個人 山本愛佳 1位
髙橋優子 2位
【卓球】
男子団体 2位、 女子団体 2位
男子個人 加藤倫基 1位
髙野 翼 2位
山口拓真 3位
女子個人 小泉聖来 3位
附属中学校参観日
入学者選抜説明会
説明会に先立って、これまでの学年行事などの様子がスクリーンに映されました。生き生きとした生徒の姿を見ていただけたことと思います。
千曲市合同音楽会に参加しました
10月8日(木)に、千曲市合同音楽会(中学校の部)が千曲市あんずホールで行われました。千曲市内5校の中学3年生と稲荷山養護学校の生徒が、合唱や合唱奏を披露しました。A組は5番目、B組は19番目に登壇し、これまでの練習の成果と想いを込めて、精一杯歌うことができました。それぞれのクラスが、音楽会でいただいた講評を紹介します。
『3年A組講評』
やわらかく温かな男声、のびやかで澄んだ女声がよくブレンドして、
すばらしいハーモニーを生み出した感動的な合唱でした。
皆さん自身の毎日と重なり合うところのある音楽だと思います。
情熱をもって歌っている皆さんの姿、音楽、とても感動的でした。
『3年B組講評』
澄んださわやかな女声の冒頭の二部合唱の美しさ、男声が加わって
広がる音楽がとても魅力的でした。
増尾君の指揮に全員のまなざしが向けられ、音楽にどんどん熱がこも
っていきましたね。クラスで思いを一つにして、誠実に音楽と向き合っていることがとてもよくわかりました。
学習合宿に行ってきました
晴天と秋らしい清涼な空気に包まれた29日は、まず信州大学教育学部でキャンパスツアーを体験しました。まず八木准教授から、「大学」というものについて説明をいただきました。
~生徒の感想より~
○大学の授業が選択式だということを初めて知り、少し大学受験に近づいたかなと思った。意外と知らないことがたくさんあったので、これからはよりアンテナを立てて、情報を集めたい。
○信州大学のキャンパス見学では、図書館の中がすごかった。古い本ばかり揃っていて、今ではなかなか見られないような資料まであった。正に、宝の山だった。
○信大へ行って、本気で大学について考えようと思った。今までは特に将来の夢も決まってなくて適当だったけれど、しっかり考えるきっかけになった。あと、PISA型読解力を身につけたい。
そして、ホテルでは、29日・30日とも5時間半ずつの学習漬けの1日。自学自習が基本ということで、まさに自分との戦いの時間。睡魔に襲われたり、集中力が切れてしまったり、このようなときにどう対応するか。こういうことも含め、高校進学に向けて自分の学習への姿勢を見直すいいきっかけになったのではないでしょうか。
~生徒の感想より~
○学習では、最初の1時間半は長かったのですが、その後は慣れてきたのか意外に早く時間が進みました。今日やろうと思っていてできなかったことがあるので、明日時間を見つけてやりたいと思います。
○この合宿はまさに勉強のためだけの合宿という感じがして、長い間集中することができた。でも、たまに集中が切れるので、それを改善したい。
○高校は他の中学からも入学してくるので、その人たちに負けないためにも、もう少し本気で取り組むことが必要だと感じた。
職場体験学習
生徒は、普段とは違う緊張感の中、それぞれの仕事の大変さと素晴らしさを実感することができました。この体験を通して、日ごろからお世話になっている方への感謝の気持ちはもちろんのこと、ここでの学びをこれからの自分のキャリア学習に生かしていく決意を新たにすることができました。
1学年能登臨海実習
能登臨海実習大成功
新幹線の金沢延伸に合わせた課題設定を行い、調査学習メインとした能登臨海実習を行いました。これからの1年生の可能性を示唆する活動となりました。
1日目
・YKKセンターパークを見学しました。ファスナーには3種類のタイプがあることや,水を通さないファスナー,宇宙関連で使われるファスナーなど,その作り方や仕組みに多くの生徒が興味を持ちました。
・次は,A・B組が空港と黒部市地域観光ギャラリーに分かれて見学を行いました。空港では,自分たちが調べてきた,「新幹線開通による長野県民にとっての富山きときと空港の利便性」をプレゼンテーションし,空港の説明をお聞きしました。黒部市地域観光ギャラリーでは,「着地型商品の開発」という,「40年の夢」のための地域を挙げての取り組みを教えていただきました。
・富山駅では、1回目の本格的な調査活動(インタビュー)を行いました。初めは声をかけることに戸惑っていた班も,周りのグループに刺激され,積極的に活動するようになっていきました。
・本日最後の見学地は,イタイイタイ病資料館でした。これまで授業で積み重ねてきた学習を踏まえて,被害者の苦しみや,地域の団結を学び直すことができました。語り部の方の「お嫁に来た私を気遣ってくれる本当に優しいおばあちゃんでした」という話が心に残りました。
・宿舎に着いてからは、本日最後の活動「天体観測」を行いました。晴れ渡った夜空に浮かぶスーパームーン,天文班の生徒による「国による月の見え方の違い」を聞きながら、じっくりと夜空を観察できました。その後は,夏の大三角形についての解説を聞き,こと座のベガ,わし座のアルタイル,はくちょう座のデネブの位置関係を指さし確認しました。
・本校の生徒らしく,夜は数学や英語などの自主学習をしてから睡眠となりました。
2日目
・本日のメインの活動である輪島朝市見学のため、早めに宿を出発。現地へ到着すると,既に通りは観光客で盛り上がっていました。早速,調査費用を握りしめ,お店のおばあちゃんたちとの交渉です。安くしてもらったり,枚数を多くしてもらったりして干物を購入,食事係が責任を持って七輪コーナーで焼きました。あまりのおいしさに「うまい!!」の連発,その姿に他の観光客の方も笑顔に。当然,商店の方もうれしそうな表情で,朝市の歴史を説明してくれたり,名刺を下さったりしました。帰校後の学習の幅が広がりました。
・食べてばかりいたわけでは無く,当然インタビュー活動も実施。地元の方も観光客の方も優しい方ばかりで,みなさん親切に答えて下さいました。
・次の見学地は「コスモアイル」。核ミサイルを転用した間に合わせの宇宙船の話や,着地直前に脱出する今では考えられないリスキーな帰還方法など,興味深く話を聞くことができました。月を中心とした米ソの宇宙開発競争を物語る展示物が,前日の月観察とつながりました。
・宿に戻ると,火おこし・薪へのたき付け・豚汁作り・焼きそば作り・海鮮バーベキューと盛りだくさんの活動内容でした。なかなか火が起こせないことから,徐々に日程が遅れ始めます。それでも,皆で力を合わせてすべての班が食事にこぎ着けました。
・せっかく係が計画・準備してくれたナイトアドベンチャーの時間を確保しようと,食事の片付けは班やクラスの垣根無く,全員で協力し合いました。その結果,短時間ではありましたが活動時間を確保することができました。夜の森はそれだけで十分恐ろしいものでした。
3日目
・3日間は、本実習の集大成となる金沢班別行動でした。整美係を中心とした全員の努力により,早めに宿を出発,現地到着時間が40分も早くなりました。しかし,お弁当が間に合わないことが判明。そこで、生み出した時間を有効利用しようと,弁当は活動前配布から,活動途中での受け取りに変更しました。このトラブルにも上手に対応し,全ての班が弁当を受け取り,観光客へのインタビューを行いながら全員が時間通りに集合できました。
・最後は金沢駅での調査活動です。すでに十分な調査が行えた班では,記念写真を多めに撮る姿も見られました。ここでも時間通りに集合することができ,新幹線ホームへ。長野までは1時間と少し,あっという間の帰路となりました。駅からはそれぞれの方法で家まで,ほとんどの人がすぐに寝てしまったのではないでしょうか。十分にやりきった3日間となりました。