附属中活動
色々な解き方を考えるのが面白い
8月21日(水)1年生の数学で「1個80円のみかんと、1個140円のリンゴを合わせて12個買った。代金の合計は1260円であった。リンゴとみかんはそれぞれいくつ買ったか」という問題について考えていました。Kさんはまずみかんの数をX、リンゴの数を12ーXで表し、みかんとリンゴの個数を出しました。問題を解き終わったKさんは次にXという文字を使わずに解答を導き出しました。Kさんは「文字を使わず、小学生でも解ける方法だよ」と教えてくれました。クラスの中には表を使って答えを導き出した生徒もいました。そして本時ではみかんの数をXリンゴの数をYと表し、連立方程式で答えを出す方法を学習しました。数学の面白さは「答えはひとつなのにいくつもの解法があるところ」だと数学科の先生方は言います。生徒も学習したことを使って、色々な解法を試し楽しそうでした。
授業が再開しました!
8月20日(火)夏休みが終わり、授業が再開しました。2年生の英語の授業では、市の派遣交流事業でアメリカコロラド州に行き、1週間ホームステイをしたAさんが、写真を見せながら異文化に触れた体験を発表しました。Aさんは「目にするものすべてが新鮮だった。」「食べ物は全部が大きく、Sサイズのアイスが手のひらが隠れるくらい大きかった」「英語で上手く伝わらなかった所はジェスチャーなどで伝え、温かく迎えてもらった」と感激した思いを共有してくれました。また、1年生の教室では、久々に会ったクラスメートと、グループで協力しながらクイズに答えたり楽しく過ごす様子がありました。9月、10月には定期考査や宿泊行事があります。皆で切磋琢磨し、協力し充実の「秋」を迎えたいです。
心を動かす演奏~吹奏楽班・合唱班~
8月5日(月)吹奏楽班、合唱班の大会の様子を報告します。7月21日に吹奏楽班が吹奏楽コンクール北信地区大会に出場しました。自由曲には源義経と浄瑠璃姫の悲恋の物語を描いた「想ひ麗し浄瑠璃姫の雫」を演奏しました。毎日何度も練習を重ねた成果を大ホールいっぱいに響かせました。審査員の方からも「丁寧な演奏」「美しいサウンド」との講評をいただき、聴いていたお家の方からは「感動した」「よくまとまっていた」と温かい言葉を頂きました。
また、7月31日には合唱班がNHK全国合唱音楽コンクール東信ブロック大会に出場しました。自由曲は「にじ色の魚」です。11名という少人数ながら、一人一人が自分のパートの役目を果たし、一丸となって練習を続けてきました。コンクールでも、一音一音丁寧に歌い、聴いているうちに、目の前に田舎の透き通った川で魚釣りをしている様子が浮かんできました。審査員の方からも「皆さんの歌声に合ううたで、ホールによい響きが残った」と講評をいただきました。
惜しくも県大会出場は逃しましたが、吹奏楽班、合唱班ともに聴き手の心に響く演奏でした。
子ども科学教室
8月1日(木)屋代公民館で行われている「子ども科学教室」に科学班の生徒が講師として参加しました。「身近なもので電池が作れるか」という実験では、レモンやスポーツ飲料、油、炭酸水、スライムなどで電池が作れるかどうかの実験をしました。生徒たちは、分かりやすい言葉で丁寧に説明をし、「みんなどう思う?」「電気通るかな?」「やってみたい人?」と参加した小学生に積極的に話しかけていました。「紙コップの上に立てるか」という実験では「乗ってみたい」という小学生が成功すると、皆で拍手をして盛り上げました。参加した小学生も「楽しかった!」と口々に言ってくれ「先生」としての役目をしっかり果たした生徒たちでした。
1年間の3分の1が終わりました
7月26日(金)附属中も明日から夏休みです。校長講話では、校長先生が4月からの生活を振り返り、特に鳩祭での皆の工夫や行動力を評価してくださいました。様々な活動の中で「他者の気持ちや考えを理解し、尊重することで、他者との関係が深まり、相互に支え合うことができる」と社会性を身に付けることの大切さをお話いただきました。
また、本校で8年間お世話になったALTのチェルシー先生の離任式もありました。いつも、生徒が楽しく英語を学習できるようにと工夫してくださった先生。オンラインの画面越しにHelloとチェルシー先生が言うと、1年生の教室では、生徒たちがHelloと返し、チェルシー先生の挨拶が終わると、自然と拍手が起きていました。新天地でも生徒に英語でコミュニケーションすることの楽しさを伝えてくれると思います。
自分たちで学校をよくする
7月24日(水)生徒会の時間に全校で、生徒会活動の議題に関するブレインストーミングを行いました。「地域から愛される生徒・学校になるためにはどうしたらよいか」「清掃のやる気がでるようにするには」など、各委員会から出された議題に対し、①4人グループでアイディアを出し合い、②意見をまとめ、③異学年の縦割りグループで情報交換をし、④文章にまとめて各委員会へ提案をしました。
企画、運営全て生徒が行い、各クラス、4人グループでアイディアを出し合う場面では、生徒会本部役員がクラスに1人ずつ入り、方法を説明したり、話し合いが滞っているグループには「次は、こんな感じにやってみて」と声をかけたりして進めていました。また、縦割りのグループでは、初めて顔を合わせたメンバーにも関わらず「私たちのグループは・・・」と堂々と発表する姿がありました。授業で、自分の意見をまとめたり、表現したりしてきた成果が今日の話し合いでも生かされていました。
全国大会出場決定
7月24日(水)3年生のKさんが第70回全日本中学校通信陸上競技大会 男子共通四種競技で第1位、全国大会出場の標準記録を突破しました。過日の県大会で自己ベストを出し、北信越大会出場を決めたKさんが、今回も四種(走高跳、110mハードル、砲丸投げ、400m走)全てで自己ベストを更新しました(走高跳では、178cmと自分の身長より高い高さをクリアしました!)。
また、嬉しい報告が続きます。昨年度に続き、3年生のSさんが、文部科学大臣杯第66回小学生・中学生全国空手道選手権大会 形の部の出場を決めました。今年度は、個人戦に加え、これまでともに切磋琢磨してきた仲間とともに団体戦にも臨みます。「昨年より上位を目指す」とKさん。8年間続けてきた空手道の集大成です。
今日は陸上で全国大会に出場するKさんとSさんの激励会を同窓会長の赤地様が行ってくださいました。
応援よろしくお願いします。
教科書では学べないことを知った~平和のつどい~
7月23日(火)千曲市「平和のつどい」(20日(土)開催)で3年生のIYさん、INさん、OMさん、SKさん、KMさんが太平洋戦争のさなか、疎開先を探していた、東京にある特別支援学校、光明学校の職員・児童たちと光明学校の疎開受け入れを決めた上山田ホテルについての紙芝居を発表しました。
生徒は「紙芝居制作を通して、過去にあった出来事に触れるうちに、戦争の悲惨さを深く感じた」「戦時下でも、人と人とのつながりや、温かい心のつながりがあったことを知った」「教科書では学べない歴史上の事実について知ることができた」と紙芝居制作を通してたくさんのことを学んだようです。
「平和のつどい」では、3年生のKHさんによる、光明学校の疎開体験談の英訳音読もあり、英訳を担当した大学の先生から「KHさんの発表は素晴らしかった」と嬉しい言葉をいただきました。
努力が実りました
7月22日(月)7月13日(土)に行われた中体連県大会体操競技の部 種目別「あん馬」で、北信州体操クラブに所属するYさんが3位に入賞しました。Yさんは小学校中学年で体操を始め、身長を生かした「あん馬」が一番得意だそうです。県大会では「あん馬」で自己ベストを更新し、初めての入賞を手にしました。「頑張った!」とYさん。中学生活最後の中体連で、これまでの努力が実りました。
高校物理の出前授業
7月17日(水)3年の理科の授業で学習した「等速直線運動」の内容を発展させた「等加速度運動」について学習をしました。この学習は、高校物理の力学の内容へとつながります。本時は、高校物理科のM先生を特別講師としてお迎えし、公式を使って、4階の校舎からボールが落下するのにかかる時間から、校舎の高さを導き出しました。生徒たちは数学で、影を使って校舎の高さを測る方法を学習したことがありますが、ボールを使ってもおおよその高さが測定できることを知り「面白い」と意欲的に実験をおこなっていました。
委員会対抗でボッチャ
7月17日(水)福祉委員会の企画ボッチャ体験がありました。昨年度までは、昼休みに実施していたものですが福祉委員会で「より多くの人に楽しんでもらいたい」と考え、委員会の空き時間(附属中では参加する委員会によって前半・後半と分かれて活動しています)を利用し、委員会対抗でボッチャを行いました。1年生から3年生まで学年関係なく、自分のチームの球がよい場所に行くと、手を叩いて喜び、盛り上がり、企画をした福祉委員会の正副委員長さんも「盛り上がってよかった」「ボッチャを多くの人に体験してもらえてよかった」と手ごたえを感じていました。縦割りの学年が交流できるよい機会にもなりました。
楽しんで演奏を!
7月16日(火)吹奏楽班、合唱班の大会に向けた壮行会がありました。吹奏楽班、合唱班ともに鳩祭に向けた楽曲練習、大会の課題曲練習と大忙しの3カ月でした。壮行会では、鳩祭での発表よりもさらに迫力のまる演奏を披露してくれました。生徒代表のYさんが「緊張すると思うけれど、楽しむことが大切だと思うので、大会まで精一杯頑張って、当日は楽しんで」と激励の言葉を述べ、エールを送りました。当日、広いホールで気持ちよく演奏をしてきて欲しいです。
駅前清掃に50名
7月16日(火)三連休前、環境委員会・清掃委員会・福祉委員会・校風委員会のコラボ企画である「駅の清掃」を行いました。自主的に参加をした生徒を合わせると、約50名程の生徒と職員が集まり、屋代高校前駅の清掃を行いました。生徒は、取りにくいタイルの間の草も、丁寧に取り、蜘蛛の巣を一生懸命払いました。駅周辺の広い範囲の掃除でしたが、できる範囲、一生懸命掃除をし、集めた草は袋いっぱいになりました。奉仕活動も気持ちよくできる姿、立派です。
探究のサイクル
7月12日(金)1年生の理科の授業で、コーヒーシュガーと片栗粉を使って、水溶液の性質について学習をしていました。予想をした後、水を混ぜて実際に溶けるかどうかを確かめ「片栗粉は水に溶けない」ことを確認した生徒たちでしたが、あるグループで新たな議論が・・・「とろみをつける時に使っている片栗粉は溶けていないのかな?」「火を通すと溶けるのかな?」
1つの疑問を解決したらまた新たな疑問が生まれる探究のサイクルが繰り返されます。
附属中学校通信7月号
学問ってつながっているな
7月10日(水)今年度2回目のオンライン授業がありました。社会科では、上田市塩田平の「鎌倉街道」からの中継でした。私たちが普段使っている道も歴史と深く関わっていることがあり、その痕跡を地名や跡地から探りました。また、英語では、松本城に訪れている外国の方々へ質問をしたり、聞き取れた内容をまとめたりしました。先生方が毎回オンライン授業だからこそできる授業を展開してくれています。
以下、生徒の感想です。
「ひとつの問題を、今まで学んだことを使って解けるのが、学んでいる意味というか学習の大切さが知れてとても良かった。学問ってやっぱつながってるなと思える2時間だったし、それができるのもオンライン授業の強みだなと思った。」
ハンド班女子が北信越大会に出場します
7月9日(火)6日(土)7日(日)に長野県中学校総合体育大会ハンドボールの部が行われました。生徒たちは粘り強くボールを追いかけ、ボールをつなげゴールを決め、ハンドボール班男子が3位、女子が2位に入賞しました。女子は新潟県で開催される北信越大会に出場します。また、会場では、高校のハンド班の先輩方が率先して応援のコールをしてくれ、会場でひと際目立つ、大迫力の応援団でした。高校生の応援の姿、試合がない時の動きを見ながら伝統を引き継いでいくのだと感じました。
生徒企画の安全講話がありました
7月8日(月)安全委員会の企画である防犯週間が本日より始まりました。本日は、生徒の希望から実現した、警察の方による安全講話がありました。長野県内で実際に起きた事案や注意点を教えていただいたり、登下校時に不審者にあった際にとる体勢を実演を通して教えていただいたりしました。生徒からは「車に乗せられないようにするには」「スマホを持っていない時の対応は」などの質問があり、委員長のKさんは「電車やバスでも声をかけられる事案が多いことを知った。周りに人がいるからと言って安心してはいけないと思った。」と感想を述べてくれました。通学時の安全確保について改めて考える機会となりました。
卒業研究に向けて
7月5日(金)1・2年生の探究活動では、グループごと活動を行っていますが、3年生は個人でテーマを決め、探究活動を行っています。「時計を部品から作る」生徒や「睡眠前にとるとよい食べ物」について探究を始めた生徒、「遠くまで跳ぶ紙飛行機」の研究をする生徒など興味深いテーマが並んでいます。それぞれ、担当の先生と一緒にテーマを絞り込んだり、今後の計画を立てていました。
電車の好きなSさんは、駅メロ(駅のホームで流れる音楽)の傾向について調べ、最終的には、オリジナルの駅メロを作る予定です。「屋代高校前駅で作った駅メロが流れることが目標」だそうです。各自、興味のあるテーマについて情報収集や分析の方法、まとめ方、発信の仕方を学び、高校でのSSH探究につなげます。
オンとオフの切り替え
7月4日(木)今朝も自習室が満室でした。高校1年生から中学3年生までぎっしりです。先生方も何人か来て、質問に答えています。チェックテスト(単元テスト)に向けて学習をしている生徒、毎日の日課として朝学習をしている生徒、探究活動のまとめをしている生徒とさまざまです。昼間、高校生の授業の様子を覗いてみると、高校生も落ち着いて授業に取り組んでいました。「(文化祭からの)切り替えの早さに驚かされる」とK教頭先生。オンとオフの切り替えの早さは、これから社会に出ても必ず役に立つと思います。