活動報告

活動

第2回 SSHミニフォーラム

7月20日(木)の午後に、今年2回目となる「SSHミニフォーラム」を開催しました。今回は、地元にある「長野県立歴史館」から、学芸部考古資料課 課長の町田勝則氏をお招きし、「考古学ってなに?」というテーマでご講演いただきました。「考古学は歴史学に位置づけられる」という話から始まり、「もの」を観る目、観るための知識、「解釈」の立論には、反復・検証→再構築が重要であるといった、考古学にも「科学」の要素が含まれていることを教えてくださいました。また、長野市榎田遺跡の発掘調査からわかったことなど、興味深い話を聴くことができました。生徒の探究活動ににも活かされるような内容でした。

  

詳しくは、arkheをご覧ください。

arkhe168.pdf

 

アカデミックサイエンス「星の教室」

 7月15日(木)・16日(金)の2日間かけて、2年理数科の生徒が「星の教室」の実習を行いました。本来は、東京大学木曽観測所へ行って、宿泊しながら行う実習ですが、昨年と同様に、校内での実習となりました。観測所にあるシュミット望遠鏡を見学したり、星の観察をすることはできませんが、「視角」を使って距離を求める実習や、銀河までの距離をもとめ、後退速度との関係をグラフ化して考察し、宇宙の年齢を求めるまでの実習に、熱心に取り組んでいました。

 本校では、「ミニ課題研究」の位置づけてSSHのプログラムとして実施しており、データの活用法やグラフの作り方、考察力を身に着け、最後はグループごとに実習の成果を発表し合うことでプレゼン力の育成を図っています。アンケート結果からも、充実した貴重な2日間を過ごせたようです。

  

  

詳しくは、arkheをご覧ください。

arkhe168.pdf

アカデミックサイエンス化学連携講座

7月12日(月)に、2年理数科対象の「アカデミックサイエンス連携講座」が実施されました。毎年、信州大学名誉教授の東原秀和先生に来ていただき「最近の電池」というテーマで講義をしていただいています。生徒も、理数化学で電池について学習したばかりで、その知識を活用しながら講義を聴きました。SDGsに関する内容にも触れながら電池が担う課題と将来の展望についてお話いただき、その後は「新しい電池」、特にノーベル化学賞を受賞したリチウムイオン電池にも触れ、革新型新電池ついてスライドを使ってわかりやすく説明していただきました。

  

詳しくは、arkheをご覧ください。

  arkhe167.pdf

データサイエンス連携講座

7月7日(水)に、1年理数科対象に「データサイエンス連携講座」を実施しました。講師に茨城大学から小口祐一先生をお招きし、「ビックデータを活用した新しい知の創造」と題して講義をしていただきました。

今年度から1学年に新設したSSH科目「データサイエンス」のプログラムとして実施し、様々なコンクールの紹介やデータの収集方法、PPDACサイクルについて、e-Statの活用など、今後必要となるデータサイエンスに関連する講義をたくさんしていただきました。

生徒たちは、タブレット端末を用いて、実際に「GeoGebra」を使ってグラフを作成するなどの実習を行いました。なかなか難しいところもあり、今後は授業の中でマスターしていく予定です。普通科生には、今回の講義と同じ内容の実習を授業の中で扱っていきます。

   

詳しくは、arkheをご覧ください。  ハトニワ  中学活動

   arkhe167.pdf

SSH生物特別講座(形質転換)

3年生生物選択の生徒対象に、形質転換の実験を2日間かけて実施しました。1年理数科対象に実施している「バイオサイエンス」の実習で行っている内容を、3年普通科の生徒にも体験してもらう目的で実施しました。

BioRad社の実験キットを用いて、オワンクラゲ由来の緑色蛍光タンパク質遺伝子(組換えプラスミド)を導入して大腸菌を「光る大腸菌」に形質転換させる実験を行いました。2日目にブラックライトを照射して、大腸菌が光る様子を確認しましたが、簡単に形質転換ができることに驚いていた様子でした。