附属中活動

中1 能登臨海実習

 9月26日(月)~28日(水)に、中学1年生全員参加で、能登臨海実習を実施しました。国立能登青少年交流の家に宿泊し、富山と石川の両県各地で、体験・調査活動を行いました。
 この実習に向け、入学当初から自分なりの課題をもって学習を進めてきました。夏休みには自分の地元の街での調査活動などを経て、新幹線の開業2年目、また連続ドラマ終了後の北陸観光への影響や、北陸の方の長野県に対する意識などを、北陸の地での人とのふれあいの中から学ぶことが、この実習の中心の活動でした。

 1日目は「富山きときと空港」と「JR富山駅」で調査活動を行いました。初めのうちなかなか初対面の方に話しかけることができずにいた生徒ですが、勇気を持ってアプローチすることで、思った以上に親切に対応して下さる方が多いことを実感したようです。ここでの経験が、翌日以降に生きてきます。


 その後、「北陸コカコーラ砺波工場」「コスモアイル羽咋」の二つの施設を見学しました。北陸コカコーラ砺波工場では、この地の水の清らかさなどを生かした大規模な施設を見学し、担当の方からの説明で、長野県との深い関わりを知ることもできました。
 コスモアイル羽咋では、月面探査の歴史に関わる映像を視聴した後、さまざまな展示物を見て、人類と宇宙の関わりについて興味をもって学ぶことができました。

 夕方、国立能登青少年交流の家に入りました。夕食の後、星空観測をする予定でしたが、あいにくの曇り空のため天文班員の星に関する知識の説明と、自主学習を行いました。

 2日目は、輪島に向かいます。朝市では、班ごとの調査活動に加え、魚の干物などを購入して七輪のある炭焼きコーナーで焼いて食べました。露店の方と直に話をしながら値段交渉をしたり、連続ドラマによる客足への影響などについて取材したりすることもできました。1日目の富山での経験があったおかげで、より積極的に調査活動する姿が見られるようになりました。

 また、朝市の最寄りにある「輪島工房長屋」で、輪島塗りによる箸の製作体験をしました。箸の部分に針状のものでデザインを描き、そこに漆を入れて金粉を入れます。その場で完成して自分で持ち帰れるので、自分や家族のためのお土産にすることができました。

 この日宿舎では、夕食の野外炊飯と夜のキャンプファイヤーを行いました。野外炊飯では焼き肉とサラダを作りました。班ごとに分担・協力して、意外と(?)手際よく準備や調理ができました。そろそろ疲れが出てくる2日目の夜ですが、十分お腹いっぱいに食べられて、その後の活動のパワーを充填しました。
 その後のキャンプファイヤーでは、全員で一つの輪になってフォークダンスをしたり、この日に向けて準備してきたクラスごとの出し物を披露したりしました。出し物のダンスでは、日頃とは違ったキレのある動きを見せる生徒もあり、またそれを盛り上げながら楽しんで見る生徒もあり、学年の和が広がるひとときとなりました。

 最終日3日目は、宿舎を出て金沢市に向かいます。あいにくの大雨(金沢市に大雨警報発令)で予定していた兼六園周辺での班行動や調査活動はできませんでしたが、金沢駅周辺でしっかりと調査をすることができました。途中で地元のテレビ局の方から逆取材を受けたりして、最後の調査にふさわしく、今後の学習の広がりを感じさせるものとなりました。

 金沢から長野への帰路は、北陸新幹線を利用しました。金沢から長野まで1時間半弱で到着し、長野と北陸の地の時間的な近さを実感しました。
 3日間の充実した活動の中で、日頃とは違った集団活動や調査を通して、1年生は成長したように感じます。そして今回の学びはこの行事だけでは終わらず、2月末の総合学習発表会に向けて、調査結果の分析や自分の考えのまとめ、提言に繋げていきます。
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中2 福祉体験

 9月27日(火)・28日(水)の二日間、中学2年生が福祉施設にて福祉体験学習を行いました。
 体験する前は、全員が不安な気持ちを抱いていたことと思いますが、それぞれがテーマに基づいて、この二日間を過ごせたことと思います。大変な活動もあったかもしれませんが、この経験が生徒の人生にとって大きな糧になると信じています。今後、それぞれの学びを学年の皆で共有していく予定です。その結果、実習当日には見えなかったものが新しく見えてくるはずです。まだまだ学びは続きます。
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中2 地域活性化を考える(棚田稲刈り・姨捨SA見学)

 9月26日(月)、中学2年生が地元・千曲地域について学ぶため、姨捨の棚田の稲刈りとその近くにある姥捨S.A.の見学を行いました。

お米のありがたさを実感! ~棚田稲刈り~

 6月7日の田植えから4か月弱。この短期間で稲穂は十分に大きく実っていました。しかし、足元は大雨の影響で「田植え?」と見間違う程にぬかるんでいる部分もありました。

 大変な状況での稲刈りでしたので、予定より時間がかかりましたが、稲刈りからはぜかけまで協力して作業を完了させることができました。大変な作業だったからこそ、私たちが毎日食べているお米のありがたさを実感することができたことと思います。はぜかけして自然乾燥させたお米は、手間をかけた分だけ甘みが増しておいしくなっていくのです。

どんな工夫が施されているのか? ~姨捨S.A.見学~

 稲刈りで予想以上に体力を消耗してしまいましたが、徒歩で姨捨S.A.へ向かいました。平坦な道はほとんどなく、急坂を上る道程がとても長く感じられました。到着後、A組、B組に分かれ、昼食休憩と調査活動を交互に行いました。

 調査活動では、千曲市の地域活性化や姨捨棚田の活用について考えるために、売店の観察や職員の方との質疑応答をして学びを深めました。なんとか棚田を全国にアピールしたいという皆さんの思いとは裏腹に、サービスエリアは、月やウサギ、俳句をイメージしたデザインが沢山採用されていました。確かに月やウサギの方がデザインしやすく、便利なのかもしれません。質疑応答では「売店で一番売れている商品はどれか?」というような現実的な質問に、担当の方に正直に答えていただきました。全体での質疑応答の後、個別に職員の方と話をしている姿もあり、これまでの調査活動で身につけた積極性を活かす場面が見られ、感心しました。

 何でもネットで調べられてしまう世の中ですが、「自分の足で稼ぐ」「自分の目で確認する」ことの重要性を再認識した1日でした。

(生徒の感想より)
  • 一番つらかったことは、刈り取った稲を縛ることです。紐の絞め具合が大切です。緩いとダメ。きつく縛ると自分が最後にくるくる巻いたものを入れる時に苦労します。爪がはげそうになりました。米は大変苦労して作ることを改めて実感しました。
  • (S.A.では)真田丸関連の商品がよく売れているということだが、真田丸放送終了後の売店の販売計画がもうすでに完成していると聞いて、驚いた。
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中3 集中学習

 中学3年生は、9月27日(火)・28日(水)の2日間にわたって、篠ノ井市民会館で集中学習会を実施しました。

 27日(火)の午前中は、信州大学工学部を訪問し、同学部教授丸山稔先生より、大学全般に関わることの説明や、信州大学工学部の紹介などをしていただきました。その後グループに分かれて、いくつかの研究室を訪問し、大学院生から、実際にそこで行われている研究をパネルやパソコン等で紹介してもらったり、大学生活の様子や中学3年生へのアドバイスを話していただいたりもしました。どの研究もこだわりや情熱が伝わっってくるとともに、強く好奇心をそそられるもので、充実した時間を過ごすことができたと思います。丸山稔先生のお話からは「大学で学んだ最先端は賞味期限が短い、逆に中学校や高校の勉強は一生役に立つ」ということを教えていただき、今後の学習への意欲につなげることができました。 

 28日(水)は、屋代高校キャリア教育主任の宇都宮先生から、 「“越境する人”になるために」というテーマで講義をしてもらいました。その話の中で、誰も知らない10年後の自分や未来を考え、これから時代の転換期を生き抜かなければならない中学3年生は、自分で限界をつくらず、「狭い専門性」に縛られることなく、自分とは価値観の違う人間を「越境(つなぐ)」してコミュニケーションがとれる力を養う必要性を実感しました。「大学が求める人材」や「これから世の中が求める人材」になるために共通していることは「今できることを全力で取り組む姿勢」が必要ということでした。大学で最先端の研究をするためにも、既存の考え方や価値観では通用しない10年後20年後の世界を生き抜くためにも、今、中学生や高校生がすべきことは、今やるべきことに全力で取り組むことです。このお二人の先生のお話のおかげで、その後の各自の学習の時間も有意義なものとなりました。

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中2 English Camp

 7/26(火)・27(水)に、2年生が妙高青少年自然の家にて EnglishCampを実施しました。
 10人のグループに一人ずつネイティヴの講師の方についていただき、生活も含めてできるだけ英語でコミュニケーションをとろうとしました。あいにくの天候で夜のキャンプファイヤーはキャンドルファイヤーになってしまいまいしたが、英語のシャワー浴びながら、多くの学びがあった二日間となりました。

(生徒の感想より)
友達としゃべる時も英語で話そうと努力できた。英語で会話をしてみるのも楽しいな、と思えた。前より英語が好きになって、英語で会話をもっとしてみたい、と思えるようになったのが、今回の一番の収穫だと思う。担当の先生もとても賑やかで面白くて、とても楽しかった。いつも笑いが絶えなかった。「1年の能登臨海実習は楽しかったけれど、2年はイングリッシュキャンプかぁ、やだなぁ」なんて思っていたけれど、Enjoy Englishできました。

I had no confidence before English Camp, but I didn’t have to worry about that because the teachers were very kind and funny. My teacher was Ms. Olga. I talked about her country and other topics with her. I enjoyed all the menus of English Camp. I want to do this again!

イングリッシュキャンプの2日間でいろいろなことを学びました。英語や先生たちの国のことはもちろんですが、私が今まであまり感じたことのなかった「話すことの楽しさ」や上手ではない英語で自分の言いたいことが伝わった時の嬉しさを知ることができました。これからは英語だけでなく、たくさんの言葉を勉強して、いろいろな人と話せるようになりたい。この実習で楽しく、たくさん学べて、とても良かったです。

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班活動の結果(水泳・合唱)

 夏休み中、水泳の中体連北信越大会と、合唱のNHKコンクール東信大会に本校生徒が参加しました。
 水泳は、中村天優君が400m個人メドレーで3位、100m平泳ぎで6位の成績でした。合唱は、今年度初めて本校単独での参加となりましたが、結果は銅賞でした。
 運動班・文化班ともに、今年の大会・コンクールは一区切りとなり、10月からは3年生が高校の班活動に仮入班となります。
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統計グラフコンクール

 夏休み中に、千曲市立治田小学校で「統計グラフコンクール講習会」が行われ、本校2年飯島明日翔さん(同校卒業生)が小学生を対象に「統計グラフコンクール」作品作成のアドバイスをしてきました。
 講習会では、小学生にわかりやすいように、自分の作品を提示しながら、パワーポイントを使って各グラフの特徴、作成の手順やコツなどを説明してきました。また、事前にいただいた小学生の質問には、「皆さんはどちらがいいと思いますか」「これについてはどう思いますか」など、小学生へ問いかけながら応えることができました。
 このような場で説明をさせていただくことは、本人にとってとても貴重な機会となりました。私たちの学びが、千曲市をはじめ地域に広がっていくことはとてもうれしいことです。
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「税を学ぶ」

 7月29日(金)、2学年の「科学リテラシー」では、上田税務署・千曲市役所のみなさんをお呼びして税についての学習をしました。
 本校には、千曲市の他、長野市や上田市から多くの生徒が通学しています。そこで、2学年の科学リテラシーの学習では、千曲市を「第2の故郷」として、千曲市の今後のあり方を考察したり、地域の魅力を探ったりしています。
 当日の授業では、生徒たちは、これまでの学習の中で生まれた疑問を質問したり、自分の住む地域と千曲市の財政を比較した考察にアドバイスをもらったりして、千曲市の歳出・歳入の詳細やふるさと納税のあり方など具体的に学ぶことができました。
 
 授業で学んだことを生かし、自分たちの提案を発信できるよう学習を続けていきます。
(生徒の振り返り)
  • 「千曲市では、活性化のため様々な試みをしていることが分かりました。ただ、まだ雇用の確保等考えていかなければならないことがあることも分かりました。今後のディベートや千曲市活性化プランの作成でよりよいものにするためのよい時間になりました。」
  • 「市債は、ただ減らすのではなくて、学校などを作ったりした際のお金を使う代わりに次の世代にも納税してもらい、少しずつ、皆に協力してもらって0にすることが大切だと知って、確かにそうだと感じました。そんなことを頭に入れて仕事ができるのはすごいことだと思いました。」

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ピカピカ月間

 7月に入り、生徒会の清掃委員会の企画で「ピカピカ月間」が実施されています。いわゆる夏休み前の「大掃除」でもありますが、今回は清掃の開始時に、全員で「黙想」を行い、清掃に入る前に心を落ち着かせ、集中して清掃に取り組もうとしています。
 清掃場所に着いても、普段より集中して、それぞれの分担場所をきれいにしようと心がけています。

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中体連県大会・吹奏楽コンクール北信地区大会

7/16(土)・17(日)に中体連の県大会が、また7/18(祝)に、吹奏楽コンクールの北信B地区大会が行われました。
 中体連関係では、3年生の中村天優君が水泳の男子200m個人メドレーで優勝し、北信越大会進出を果たしました。また男子ハンドボール部は、惜しくも北信越大会進出はなりませんでしたが、3位の成績を収めました。
 吹奏楽班は、昨年度のB編成から今年度はA編成の部に挑戦しました。結果は銅賞と、自分たちの目標達成とはなりませんでしたが、さらに次のコンクールに向けて練習を始めています。
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