附属中活動
生徒たちが学校に戻ってきました
3月13日(水)高校の選抜試験があったため、自宅での学習が続いていた生徒たちが、久々に登校をしました。朝から歌声がしたり、生徒の楽しそうな笑い声がする校舎はよいものです。
今年度最後の2年生の社会科の授業では、現代社会における課題の解決の糸口について、これまで学習をしてきた歴史から考えていました。担当のT先生は、「9世紀後半になると、奈良時代以来くり返された皇位継承をめぐるクーデターや争いはみられなくなり、安定した体制になった。その背景にはどのような変化があったか。5行以内で述べなさい。」という東京大学の過去問題を例に出し、歴史の学習は用語を覚えたり年号を覚えたりすることだけでは不十分で、歴史から学び、よりよい未来をつくるために、様々な角度から考察をしたり、分析をしたりする力をこれからも高めていこう」と話をしていました。来年度も、仲間とともに考えたり議論をしたりしながら、思考力、判断力、表現力を磨いていきます。
異文化を学ぶ
3月12日(火)オーストラリアの研修旅行もいよいよ終盤です。引率のA先生からの報告によると、昨日は、オーストラリアならではの動物たちがのびのびと飼育されている動物園に見学に行ったそうです。園内ではカンガルーを目の前で見ることができたり、動物たちの様々なショーを観たそうです。また、グループごと、コアラを抱っこしながらの記念撮影も。アボリジニのダンスショーもあり、オーストラリアの学校で、アボリジニーについて学習した生徒たちは熱心に見学していたようです。こちらの動物園では大型の動物病院も併設されており、動物の保護活動を積極的に行っているそうで、あらゆる面からオーストラリアの文化を学ぶことができた1日でした。
英会話の一日
3月9日(土)2年生が1日中、英会話を楽しんだり、異文化理解を深めたりする「イングリッシュ・スクール」が開催されました。講師は9人の英語話者の先生です。午前は、8つの部屋に分かれて、30分毎、それぞれの講師の先生が準備をしてくださった活動を行いました。午後は、生徒たちが事前に用意をした折り紙や福笑いなど、日本らしいアクティビティを講師の先生方に紹介をしながら、一緒に楽しみました。
生徒たちは、習った英語を駆使して、講師の先生方と英語でやり取りをしたり、友達と話す時も英語を使ったり、講師の先生方の話にリアクションをしたりと、できるだけ英語を使おうと頑張っていました。今日伝えられなかった表現は、復習をして、次の学習へとつなげます。
少しずつ英語が聞き取れるようになってきた
3月7日(木)オーストラリア語学研修の様子をお伝えします。現地の学校では一人一人にバディーの生徒がつきます。3日目の登校となり、生徒たちはバディーともかなり仲良くなってきた様子です。研修中の生徒日記です。
「今日の午前中のEnglish Classでは、アボリジニの人々について学びました。今でもオーストラリアにはアボリジニの文化が残っていることが分かりました。午後のバディーとの授業はホームルームでダンス?をした後、科学の実験をしました。硫酸銅水溶液と何かの水溶液の温度による流れやすさの実験でした。バディー以外の同級生ともたくさん話せたのでよかったです。ブレークとランチはできるだけ早く終わらせてサッカーをしました。こんなにボールを蹴る機会は日本ではなかったし、新鮮で楽しかったです。帰ってからファザーとアボリジニのことや硬貨、紙幣、日本とオーストラリアの有名な場所について話しました。会話が続くようになって嬉しいです。」
「ホストファミリーと会話が続くようになってきた」、「バディーとたくさん話せた」、「少しずつ英語が聞き取れるようになってきた」という生徒が増えてきたようです(中には毎日の日記を全て英語で書いている生徒も)。これまで親切に、優しく接してくれた生徒の皆さんや先生方に精一杯の感謝の気持ちを伝えて、明日、A校での学習最終日を迎えます。
オーストラリア語学研修
3月6日(水)現在、3年生の希望者がオーストラリアのブリスベンへ語学研修に行っています。引率のA先生によると、Artの授業でスケートボードに思い思いの柄を描いたり、Scienceの授業で物理の授業を受けたり、現地の生徒とコミュニケーションをとりながら授業を進めているようです。中には「数学の問題を一番最初に解くことができたので、現地の生徒に教えた」と言う生徒も。語学研修は10日間です。積極的に交流し、英語が「伝わった」「分かった」を実感してきて欲しいです。
文部科学大臣賞を受賞しました
3月5日(火)一般財団法人驥山館主催全国書初展覧会でKさんが「文部科学大臣賞」を受賞しました。また、Sさんが「長野県町村会賞」、Nさんが「長野市立博物館賞」、Tさんが「長野経済新聞社賞」を受賞しました。11月頃から何度も何度も練習をしてきた作品だそうです。文武両道を目指す本校。勉強だけでなく、自分の興味のあることや伸ばしたい分野に積極的に挑戦する姿勢がとてもよいですね。
悔しさをバネに
3月4日(月)吹奏楽班のMさんが、第二十二回中部日本個人・重奏コンテスト長野県大会フルート独奏で銀賞を受賞しました。Mさんは、昨年度、本大会に初めて出場し、思うような演奏ができず、悔しい思いをしたことをバネに、今年度は昨年度の失敗を一つ一つクリアし、ピアノをリードしながら、聴き手に届ける演奏を心がけたそうです。失敗をしてもそれを糧に成長をする力は、あらゆる場面でも生きてきそうです。
正しい知識をしっかりと学び次へ繋げたい
3月1日(金)3学年の社会科「平和学習」の様子を紹介します。
3学年では、これまでに歴史学習を中心に「平和学習」を進めてきました。中学校生活のまとめにあたり、今週は「残留孤児」をテーマに事前学習を行い、本日は講師の先生に来校していただき講演をお聞きしました。
講師の先生は、ご自身が教職に就かれていた頃の実際のお話をしてくださいました。「中国では日本人と呼ばれ、日本に来たら中国人と呼ばれる」このような中で過ごしていた人がいたこと、そして「過去を学び、悲劇を繰り返さない」ということを歴史学習の意味として捉えていた生徒たちに、現在の世界で起きていることを見ていくとどうか問いかけられました。(以下、生徒感想です)
「現在の社会は一見すると平和になったように思えるけど、その裏では昔の戦争の傷が確実に残っているということがとても実感できた授業でした。戦争の傷によって苦しんでいる人が私達の身近にいるかもしれないのにそれを学ばない、ましてや馬鹿にするということもあってはならないと思いました。最後の最後にお話いただいた、普段は大人しい子が言っていた「これは人間として学ばなければいけないことなんだ」という言葉がとても胸に刺さりました。「満蒙開拓団」、「中国残留孤児」テストにはなかなか出ないような内容かもしれませんが、今後それによって苦しむ人が少しでも減るように、さらに今後二度とそのようなことが起こらないようにするために正しい知識をしっかりと学び、次へ繋げていけるようにしたいです。」
高校生での学びを深め、そして次の世代へ繋げていけるよう、今日の気持ちを大切にしていきます。
情報メディアとの付き合い方を考える
2月29日(木)本日は、情報メディアとのつきあい方講演会の様子を紹介します。講師に、子どもとメディア信州の松島恒志先生をお招きし、本校生徒に実施した事前アンケートの結果を踏まえてご講演いただきました。講演のはじめ、学校玄関を撮った一枚の写真に「位置情報」として多くの情報が付随していることを確認し、全校が「ドキッ」とした雰囲気に包まれました。続けて、実際の事件・トラブルを確認し、情報メディアを利用することの怖さを改めて感じている様子でした。長野県全体と本校を比較すると、携帯電話の所持率が高い本校。携帯電話等を使ってインターネット利用をする時間を「自分で」制限することは難しいということでしたが、本校は、保護者の方に制限をかけてもらってコントロールしている生徒が多い方だということでした。これまでに、生徒だけでなく、保護者の方と一緒に携帯電話所持について話し合いを進めてきた成果かもしれません。本日の講演会にも、保護者の方がオンライン参加してくださいました。本日、お聞きした内容を家庭でも話題にし、深めていきたいと思います。
実際に触れてみるから分かること
2月28日(水)理科の時間に「動物のからだ・器官のつくり」について、豚の内臓器官を見たり触れたりしながら学習をしました。Y先生が豚の肺に息を吹きかけ、風船のように肺が膨らむと、生徒たちから「おーっ!」という歓声があがりました。その後、生徒たちは興味深そうに触ってみたり、ひっくり返して中を見たり、手のひらに乗せ、重みを感じたり、タブレットに記録をしたり、思い思いに観察をしていました。
本物に触れると、映像や教科書だけでは分からない発見がありますね。
「知の甲子園」結果報告会がありました
2月27日(火)先日行われた「知の甲子園」決勝戦(公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本主催)結果報告会を実施しました。全国に勝ち上がったチーム同士のハイレベルな決勝戦の様子だけでなく、大会会場でもあったSAPの企業説明や社内見学を通して感じた「知らなかった世界」について報告してくれました。来年度の大会での「全国3位以内」というリベンジの目標はもちろん、将来の職業選択の視野を広げ成長した様子が見られました。来年度の大会も頑張ります。
思いを引き継ぐ~生徒総会~
2月27日(火)本日は、第2回生徒総会、生徒会引き継ぎ会の様子を紹介します。
生徒総会の冒頭では、生徒会長が「参加」と「参画」の違いについて話をしてくれました。「参画」は今年度生徒会テーマであり、「参加」との違いは、年度当初4月の全校集会でも話してくれた内容でした。第10期生の生徒会は、1年間、「全員」で附属中をより良い学校にしたいという思いや「全校」で行う大切さを活動を通して伝え続けてくれました。役員だけでなく、全員で学校を引っ張ってきてくれた3年生、ありがとうございました。そして、2年生は「こんなことをしてみたい」というワクワク感と、引継ぎの重みを感じていると思います。放課後の役員引継会では、3年生の説明を聞きながら、真剣に引継資料を見つめている様子が見られました。3年生の「バトンをつなぐ」思いがつながり、より充実した生徒会活動となることを期待しています。
附属中学校通信1月2月号
総合文化発表会大成功
2月22日(木)中学校独自の文化祭ともいうべき、総合文化発表会があんずホールで開催されました。生徒たちが1年間かけて行った探究学習について、相手に伝わりやすいよう工夫をして、堂々と発信していました。附属中生のプレゼンテーション力には驚かされます。
実際に見て、触れて、直接話を聞いたからこそ分かった千曲市の魅力を発信してくれた1学年の発表、2学年の発表では、千曲市と金沢市とを比較することにより、抱えている課題解決に向けた具体的な提案をしてくれました。両学年とも、商品開発、パンフレットやウェブサイト等の制作など、頭の中で考えたことを具体的な行動に移しているところにも感心しました。3年生はこれまでの学習を生かし、自分の興味のあること、好きなことについて、追究した個性あふれる発表でした。(仮説検証型で、)様々なデータをもとにした研究には説得力がありました。
各班の発表は、活動の魅力を分かりやすく、たっぷり伝えてくれました。そして、圧巻だったのは合唱です。どの学年も素晴らしい歌声でした。3年生の提案で実現した、全校合唱「僕のこと」。ホールに響き渡る歌声と、合唱後の余韻、ご来場いただいた皆様からの割れんばかりの拍手。感動のフィナーレでした。
「知の甲子園」決勝戦
2月21日(水)本日は、「知の甲子園」決勝戦(公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本主催)の様子を紹介します。
本校からは1チーム(2名)が決勝戦に進出しており、予選で敗退した仲間の分まで頑張ろうと気合いを入れて参加してきました。会場で全国から集まった対戦相手の高校生や大学生と対面するとグッと緊張感が高まりました。試合の実際は、最後までどのチームが優勝するか分からない、決勝戦にふさわしい試合となりました。最終結果発表前には、大会会場のSAPジャパン社内の案内や企業説明をしていただき、視野を広げることができました。最終結果は、第4位。本音は「悔しい」気持ちだったようですが、本当によく頑張りました。来年は予選敗退したチームも含めてリベンジしたいと思います。
アタック49
2月20日(火)鳩祭実行委員会の皆さんが、全校交流会として、某テレビ番組のパネルクイズの附属中版「アタック49」を企画してくれました。「問:屋代高校・附属中学校の校歌の作曲者の名前は?」「国語研究室は何棟の何階にある?」「今年度新たに中高合同班として発足した班は?」など附属中に関する問題が次々と出題されました。知っているようで、いざとなると答えが出ない・・・テレビ番組の回答者の気分を味わいながら、1年生から3年生までで組まれたチーム+教員で真剣に考えました。鳩祭実行委員会の皆さんは、この49題のクイズを作るために一人50題ほどの問題を考えたとか。楽しい企画をありがとうございました!
全校人権講演会がありました
2月20日(火 )清泉女学院短期大学教授の塚原 成幸先生を講師にお迎えし、全校人権講演会を行いました。講演会では、「ユーモアと笑いを身近なものにして、周りの人の人権を守るために何が必要なのか」「自分の生きやすさと同時に、相手の生きやすさ」も考えることが大切。「ユーモアと言うのは、お笑いのギャグとは違う。緊張の高まりを解消し、恐怖や敵意、怒りや苛立ちを緩和させるもの。」など、人間関係を豊かにするために必要なコミュニケーションのあり方について具体的にお話をいただきました。メモに残しておきたいキーワードがたくさんあり、生徒たちもメモをとる手が止まりませんでした。
塚原先生は日本第一号の「臨床道化師」でもあり、講演会中、ジャグリングなど華麗な技も見せていただきました。英語の教科書で臨床道化師についての題材を学習した1年生は「英語の授業での学習とも重なった」と「本物の日本の臨床道化師に会えた」と感激していました。
「笑うこと」は人間だけが生まれながらに備えた力だそうです。生徒たちも、職員も、笑顔がいっぱいの学校を皆でつくっていきたいです。
バレーボールクラスマッチがありました
2月19日(月 )11月に延期となったバレーボールクラスマッチが開催されました。生徒たちは「今年は勝ちたい」「優勝するぞ」と朝から気合十分でした。附属中学校のクラスマッチは、1年生から3年生までの総当たり戦です。1年生も「2・3年生とも対戦できるなんて嬉しい!」と上級生に全力で挑み、点差を縮める場面もありました。クラスの仲間を精一杯応援し、最後まであきらめず、ボールを追いかける粘り強いプレーもたくさん見られ、クラスの団結を深めた1日となりました。
本番まで「楽しみになるまで」努力しよう
2月16日(金)後期定期考査が終わった後の4時間目、来週に控えた総合文化発表会に向けた全校合唱練習が行われました。これまで、3学年を中心に朝の有志練習、放課後の講義室練習を重ねてきました。本日は、体育館という広い会場でしたが全校の声が響き合って素敵な合唱に仕上がってきました。楽譜にたくさんポイントを書き込んで指導してきた指揮者。放課後、自主練習を重ねてきた伴奏者。この二人の仕草やビアノの音からは「勇気」や「覚悟」、積み重ねてきたからこそ持てる「自信」を感じました。それらに合わさるように全校の気持ちの込もった合唱が重なりました。
練習の最後、来週の本番まで「楽しみになるまで」努力しようと確認しました。ラスト一週間、万全の準備をします。
「知の甲子園」決勝戦に臨みます
2月15日(木)2023年度の「知の甲子園」決勝戦に出場するFさん、Sさんが校長先生へ報告会をしました。「知の甲子園」は、附属中学校開校から続く課外学習活動です。11月からの予選を経て、全国約500チームの中から8チームが選ばれ、決勝戦を行います。常連校の立命館大学、立命館高校といった強豪校相手に全力で頑張ります。