2023年10月の記事一覧
先輩からのメッセージ
10月28日(土)屋代高校創立100周年記念式典があり、中学校からは各学級2名ずつ出席しました。式典の中で、生徒代表の高校生Tさんは「今あることに懸命に取り組んできた。そこには常にかけがえのない仲間がいた。」とコロナ禍においても、仲間とともに過ごした屋代高校での充実した日々について語ってくれました。また、記念講演では、国立感染症研究所の松岡佐織氏が「現在学んでいることが数年後、思いがけない時に役立つかもしれない」「自信がなくても飛び込んでみて」とご自身の経験から生徒たちにメッセージをくださいました。大変興味深いお話で、生徒たちも前のめりに耳を傾けていました。
附属中学校通信10月号
人権教育講演会
10月26日(木)短期大学や高校で教鞭をとっている入安ムニレ先生を講師にお招きし、「外国人を取り巻く人権」について、中学・高校の全校で考えました。顔を見ただけで‘Japanese speak ok?’とジェスチャーで伝えられたという先生のご経験を聞いた生徒は「複雑な気持ちになった」「良かれと思ってやっていることも、相手が傷つくことがある」「(そうかと言って)全く関心をもたず、部外者のような扱いもよくない」と様々な角度から日本で「共に生きる」ことについて考えました。講演会後の感想には「この顔は○○人(じん)っぽいと思うのはどうしようもないけれど、当たり前のように決めつけて言葉に出すのはとても失礼だなと思った。外国とか関係なく配慮をもって接することができる人でありたい。」という言葉も見られました。
毎日2人で頑張った
10月25日(水)柔道班のYさん、Kさんが「第二十五回長野県柔道形競技会」で3位に入賞しました。1年前に顧問の先生に形の大会のことを教えてもらってから、毎日「形」の練習をしていたそうで、「足をピーンと伸ばしたり、ふらふらしないようにするのが難しかった」そうです。毎日2人で頑張って練習をした結果が花開きました。おめでとうございます。
なぜ学ぶのか?
10月24日(火)全校学習オリエンテーションの様子を紹介します。全校が体育館に集まり、現在と今後の自分たちの学習への取り組みについて考えました。はじめに、キャリア教育主任のK先生から「なぜ学ぶのか?」問われ、みんなで考えました。受検を経て入学してきた一人ひとりの生徒のみなさんには、一人ひとりの理由がありました。その中で、「夢を叶えるため」という上田渉さん(オトバンク)の言葉が紹介されました。そして、「夢がないからやらないのか、やらないから夢が見つからないのか」と問われました。まだ夢が見つかっていないのなら、尚更、学びに向かい夢を見つけたいものです。後半は、家庭学習「GML」について考え、各教科から課題選択チャートが提示され、「量」+「質」を考えた「GML+plus」をスタートさせました。この全校学習オリエンテーションのように、この取組は全校生徒、全職員で試行錯誤しながら最善のものにしていければと思います。「歩くなら、一人よりみんなで」
第2回CHIKUMA STEAM PARK!!開催
10月22日(日)今年度2回目のCHIKUMA STEAM PARK!!が開催されました。毎回、内容に工夫を凝らしている科学班の皆さんですが、午後には16のブースに分かれて、科学や数学、テクノロジーなどの面白さを紹介してくれました。小中学生やその保護者の皆さんに分かりやすい言葉で解説をしたり、図に表したりといった工夫もあり、参加者から「なるほど~」「面白い」というつぶやきがたくさん聞こえました。「難しいことを分かりやすく」「体験を交えながら」のワークショップ、次回もお楽しみに。
京都クラス別見学
10月19日(木)3年生がクラス別で、京都市内を見学しました。A組・B組ともにスタートは伏見稲荷大社です。観光客も多く、生徒が楽しみにしていた「おもかる石」(願いを心の中で唱え、丸い石を持ち上げた時、自分が予想したより軽ければ願いが叶うという石)ができるか心配でしたが、希望者全員持ち上げることができました。待っている間「石は重い」と自己暗示をかけたものの、多くの生徒が「重かった、、、」と苦笑い。願いは自分で努力してつかまないといけなそうです。
その後、A組は北野天満宮、B組は金閣寺を見学しました。金閣寺コースでは、金閣寺の姿が見えると生徒の口から「おーっ、すごい」「教科書から飛び出してきた」「思った以上に光っている」と感動の声が漏れました。
楽しかった修学旅行。係の仕事も責任をもって行いました。修学旅行で学んだことを今後の生活に生かし、頑張って欲しいです。
京都班別行動
10月18日(水)3年生の修学旅行、今朝は、朝の散歩から始まりました。早起きをしての散歩でしたが、36名の希望者が参加し、本能寺や鴨川周辺を散策しました。朝食の後は、京都市内の班別見学に出発。各班で事前に決めた見学地をMKタクシーの運転手さんと一緒にまわりました。
夕方旅館に戻った生徒に話を聞くと、「インターネットには載っていない情報を教えてもらった」「運転手さんとすごく仲良くなれて楽しかった」と教えてくれました。また、手にはお小遣いを使って、考え、選んだお土産が。「ショッピングが楽しかった」「家族のを買った」と嬉しそう。1日たくさん歩いて疲れたと思いますが、充実した時間が過ごせたようです。
晴天の奈良を満喫
10月17日(火)晴天の奈良。3年生が奈良公園、興福寺国宝館の見学をしました。東大寺南大門では、仁王像の迫力に目を奪われ、大仏殿の見学では、現地ガイドさんから、大仏殿までの石畳は、真ん中からインド、中国、韓国、日本の石を使っていることを説明されると「仏教伝来(の順)だ!」とひらめき、感心していました。そしていよいよ大仏との対面。「大きい、、」想像していたよりも大きな大仏を見上げたまましばし沈黙。興福寺の見学では時間いっぱい何度も国宝を見に行ったり、時にはメモをとる姿もありました。歴史好きの生徒がますますその魅力に引き込まれた1日でした。
自作問題で朝学習
10月16日(月)今朝の自習室の様子です。授業の課題をしている生徒、自分の苦手なところを復習している生徒、それぞれが自分がやりたいと思う勉強をしています。3年生の中には修学旅行にちなんで、奈良や京都を舞台にしたストーリーで各教科の問題を作成し、友達に出題している生徒がいたり、2年生の中には、数学の応用問題ワークシートを作成し、黙々と解いている生徒たちがいます。教科書の範囲外を問題にしているそうで、4月から86枚もワークシートを解いたそうです。創造性豊かな附属中生の一面が見られます。自習室にいる職員もいるので、分からないところを質問している1年生もいました。継続は力なりですね!
いざ奈良・京都へ
10月13日(金)3年生が修学旅行のしおりの読み合わせをしました。各自、しおりに係の名前や担任の先生からの注意事項を書き加え、空欄のあったしおりを完成させていきました。しおりの表紙・裏表紙はNさんとKさんが描いてくれました。二人とも「奈良や京都のイメージを絵にした。」そうで、力作です。古都の美しい街並みや荘厳な神社仏閣を見て、触れて、仲間と協力し、安全で楽しい旅にしましょう。
寒さにも強い
10月12日(木)夏の間、私たちを楽しませてくれたプランターの花たちも、終わりの時期を迎えましたが、唯一、残っているのが「朝顔」です。実はこの朝顔、中庭に自生していたものを、環境委員の生徒が草取りをしている最中に見つけ、プランターに植え替えてくれたものです。酷暑の夏も乗り越えた「朝顔」は、まるで「こんなところに朝顔が!」と植え替えてくれた生徒の優しさに応えるかのように寒い朝も凛と咲いています。できる限り長く咲かせたいです。
天文合宿
10月11日(水)すっかり涼しくなり秋らしくなってきました。少し前の出来事ですが、秋の話題です。
今年の中秋の名月は満月。次に中秋の名月と満月が重なるのは7年後ということで、科学班では「天文合宿」を行いました。生徒たちは、月見団子を用意し、満月を待ちました。当日は曇り空でしたが、きれいな満月が顔を出しました!あまりの神々しさに思わず手を合わせた班員も。高校棟にある天文ドームでも月の観測をしました。「まぶしいくらいの月明かり」だったそうです。肝試しも行い、秋の夜を満喫しました。
学び続けるということ
10月10日(月)信州大学教育学部名誉教授・中村浩志国際鳥類研究所代表理事の中村 浩志先生をお招きし、「SSH バイオサイエンス連携講座(理科)」が開講され、2年生が受講しました。
50年以上の間鳥の研究をされてきた中村先生ですが、屋代高校時代は考古学に興味があったそうで、大学時代に鳥の研究と出会い、25年間、カッコウの研究をされ、50歳を過ぎてから、雷鳥の研究・保護を本格的に始めたそうです。絶滅が危惧されている雷鳥の特性や保護についての裏話も聞け、生徒からは「山岳ごとに住む雷鳥に遺伝的隔離があることで、どのような影響があるのか」という質問がでました。鳥の研究の興味深いお話とともに中村先生の姿勢から「学び続ける」ということについても考えた1時間でした。
新人戦壮行会がありました
10月6日(金)新人戦は開催日が別々なので、何回かに分けて壮行会を行っています。今日は、硬式テニス、ハンドボール、柔道、剣道、体操の各班の新人戦壮行会がありました。「先生やコーチに教えてもらったことを胸に頑張る」「これからにつながる試合をしたい」「先輩と一緒につけてきた力を個人の目標に向かって発揮したい」「新しい技にたくさん挑戦したい」とそれぞれ力強く決意を述べてくれました。適度な緊張感は、本番でよい集中力とパフォーマンスを生み出すと言われます。ドキドキも味方につけて、頑張れ附中生!
研究も人生もトライアンドエラー
10月5日(木)今年度も附属中から「更埴科学作品展」に多くの作品が出品されました。その中で3年生のSさん、Fさんの「ダイラタンシー流体について」が長野県学生科学賞作品展覧会に、1年生のHさん、2年生のSさん、Tさんの「血糊を作ってみよう!」「インジゴカルミンの信号反応」が更埴科学作品展巡回展に出品されました。生徒いわく「研究も、人生もトライ アンド エラー(試行錯誤して問題解決をすること)」「研究は生きがい」とのこと。これからも、興味をもったこと、疑問に思ったことを追究し、高校でのSSHの活動につなげていって欲しいです。
ホールに響く歌声
10月4日(水)千曲市の中学3年生による合同音楽会があんずホールでありました。普段とは違った、広いホールで、美しい歌声が響き渡りました。2階席から合唱を聴かせていただいていましたが、皆が歌い初めてしばらくすると、客席がシーンと静まり、動きが止まり、皆の歌声に聴き入っている様子がわかりました。講評をしてくださった杉山先生も「練習の成果がでた立派な合唱だった」とおっしゃっていました。全体の司会をしていたFさん、Kさん、Nさん、Sさんの進行、大変すばらしく、感心しました!
(裏話)今朝、自主練をしている3年生の部屋を覗くと、高校生や2年生も一緒になって、気持ちよさそうに歌っていました。このような素敵な光景も、附属中ならではだなと感激しました。
手書きで書きたくなるお礼状
10月3日(火)2年生が先週実施された北陸研修旅行のまとめを行いました。はじめに、学年の先生から「北陸研修旅行が楽しかった人・学びがあった人」と問われるとたくさんの手が挙がりました。このようにふり返ることができたのは、事前の準備、当日の行動や心配りが素晴らしかったからだと思います。「しおり」を眺めながら、3日間をふり返る生徒たちの表情はとても嬉しそうでした。そして、旅行の成功の大きな要因は、関わったすべての方の支えだと思います。これから完成させるお礼状は、きっと「書きたい」お礼状です。ICTをこれだけ活用できるのに、なぜお礼状は手書きで書くのでしょう。いや、なぜ手書きで書きたくなるのでしょう。それは、この3日間で出会った物、出来事から質の高い本物の楽しさや学びを味わったからだと思います。そして何より、関わった人々の親切にふれたからだと思います。気持ちをお礼状に込めて大切に完成させていきます。
終始業式がありました
10月2日(月)屋代高校・附属中学校は2学期制です。本日終始業式がありました。終始業式が終わった後、生徒に話を聞くと、校長先生の「今はタイムパフォーマンス(時間を効率よく使おうとする考え方)が注目されているけれど、時間をかけるべきことにじっくりと時間をかけられるのが今の自分たちの特権」「前期と後期の区切りに時間の使い方を再度見直して」「ときには歯を食いしばって、泥臭いこともやらなければ勝てない(慶応義塾高校野球部 森林監督の言葉より)」というお話が心に残ったと言っていました。今週末から、面談週間が始まります。前期の学習や生活を振り返り、見直すチャンスです。