カテゴリ:行事

総合文化発表会

 2/24(金)に、更埴文化会館(あんずホール)にて、総合文化発表会を実施しました。午前中には会場の準備やリハーサル、また各学年の総合的な学習・科学リテラシーのまとめの個人発表を行いました。午後は大ホールで、各教科や学年の学習発表や合唱の発表を行いました。
 附属中学単独での開催は今年で3回目となります。今回は、生徒全員が一人ひとりで自分の一年間の学びや追究の経過・結果を発表する形となり、本校の学びをお家の方や他の学年の友だちに発信することができました。

↑ホワイエでの展示作品↑


↑午前中の個人発表(プレゼンテーション)


↑英語ディベートの発表


↑全校合唱「大地讃頌」
0

修学旅行

 10月26日(水)から28日(金)の3日間、3学年は修学旅行に行ってきました。大きな怪我や病気もなく全行程を行うことができ、多くの楽しい思い出を残すことができました。

≪1日目 法隆寺 興福寺国宝館 奈良公園≫

 法隆寺到着までの約5時間、バスの中では学習レク係が中心となって、計画的にレクや学習発表を行いました。学習発表は、学習レク係の生徒だけではなくそのほかの生徒も、自分が調べた寺社仏閣や名産品などについて、学習カードを見せながらそれぞれの見所などについて発表をしました。
 法隆寺では、様々な仏像の姿に圧倒されました。写真のようにバスガイドさんの説明を熱心にメモする姿や、一つひとつの仏像に手を合わせて拝んでいる姿が印象的でした。1400年も前からこの地にある五重塔や仏像などを眺め、悠久の時の流れに思いを馳せました。
 興福寺国宝館で有名なのは何といっても阿修羅像です。興福寺の阿修羅像は三面六臂ですが、そうではない阿修羅像も存在しています。今後、様々な仏像を見る機会があると思うので、その時はぜひ阿修羅像の姿に注目してみたいところです。
奈良公園(大仏) 奈良公園では、降り出した雨が激しくなり、土砂降りの中での見学となりました。法隆寺から興福寺に向かう道が渋滞していたため、予定よりも遅い奈良公園の見学開始となり、大仏殿が閉まる17時ぎりぎりまで大仏殿の見学を行いました。大仏の大きさに圧倒され、見上げている生徒の姿が印象的でした。閉門の時間が迫ったため、ゆっくりと見学したりガイドさんの話を聞いたりする時間がなかったことが残念でしたが、大雨の中の見学はきっと一生思い出に残るのだと思います。
 大仏殿を出て、南大門を見学しましたが、人も鹿も雨宿りをしている珍しい光景に出会いました。雨のせいもあって薄暗い中でしたが、永禄の兵火の際の銃撃戦でできたと伝わる弾痕を見学することができました。今は観光名所となっている奈良公園ですが、激動の時代をくぐり抜けてきたことも忘れてはいけません。

≪2日目 京都大学(講義体験・OBとの交流) テーマ別研修≫

2日目は京都大学での講義体験からスタートです。文学部教授の杉本先生から「世界文化遺産」の講義をお聞きしました。世界文化遺産に寄せて考えると、世界文化遺産がどこにあり、いつ指定されたのかといったようなことを学ぶのは高校までの学習であり、大学では「世界文化遺産の考え方の起源は何か? その考え方がどう変化してきたのか?」ということを学ぶことを通して、今後世界遺産がどう変化していくの、未来に役立てることは何かを考えていくとのことでした。大国の論理で貴重な文化財がぞんざいに扱われた経緯も知ると、悲しい思いがこみ上げてきました。
京都大学 2名の屋代高校OBの先輩との交流会は、代表生徒の質問に答えてもらう形式で行いました。先輩たちがそれぞれの質問に対して丁寧に答えてくれていたのが印象的です。後輩のために少しでも役に立つことができればという思いが伝わってきました。先輩たちの発言に共通していたことは「とかくhow-toを求めがちですが、今はじっくり考えることが大事」「いろんなことに時間をかけて取り組む」「受験という狭い範囲ではなく、もっと広く様々なことを学ぶ」ということでした。中高一貫の良さを生かし、じっくりと自分の興味のあることを追究したいと考えた生徒も多いはずです。
 その後はいよいよテーマ別研修のスタートです。知らない街でバスや電車を乗り継いで目的地を回って帰ってくる。それだけでも十分生きた学習となります。困ったら班で相談したり、地元の人に尋ねたり、…そんなことをする中で学ぶことも多かったでしょう。実際に、同じ名前のバス停がたくさんあって、どこから乗ればよいか迷ったり、予定とは違うバス停で降りてしまったり、予定していた昼食場所が行ってみたら定休日だったりなど、様々なハプニングがありました。しかし、班で協力したり、地元の方の親切さに助けられたりと、その場でグループで判断をしてハプニングを乗り切ることができました。途中、出会ったどの班も充実した見学となっているようで、とてもいい表情をして見学をしていました。

≪3日目 清水寺 クラス別見学≫

清水寺 最終日の3日目は清水寺から始まります。清水坂を上っていくときはまだ店は開店していないので、買い物をしたいお店をチェックしながら上っていきました。写真撮影を経て、いよいよ本堂に向かいます。本堂手前には「弁慶の錫杖と高下駄」がありますが、実際には明治時代に奉納されたものなので弁慶とは無関係です。友だちと協力して持ち上げることができました。きっとご利益があることでしょう。本堂に入ると清水の舞台へ一斉に向かいます。本尊に手を合わせた人はどれくらいいたでしょうか。本尊は清水型十一面千手観音像です。この本尊は秘仏とされ、普段は御前立仏を拝むことができます。今度京都を訪れた際には、ぜひ本堂内部にも目を向けてみたいところです。
  本堂見学後は班別行動です。見学と買い物を合わせておよそ1時間。見学を重視するか買い物を優先するか悩むところですが、その判断は班によって様々でした。
 クラス別見学ではそれぞれのクラスで計画した見学地を巡りました。共通していたのは三十三間堂です。堂内には自分に似ている顔の千手観音像が一つはあるとも言われていますが、見つけることはできたでしょうか?
 クラス別見学と昼食を終えて養老SAで合流し、帰路に着きました。雨のために姨捨SAでの解団式はできませんでしたが、その他の行程を無事に行うことができました。自分の仕事を責任をもって行ったり、友だちを気遣いながら行動することができたり、1日目の反省を生かして2日目の行動をしたりと、たくさんの三期生の良さと成長が見られた3日間でした。
0

中1 能登臨海実習

 9月26日(月)~28日(水)に、中学1年生全員参加で、能登臨海実習を実施しました。国立能登青少年交流の家に宿泊し、富山と石川の両県各地で、体験・調査活動を行いました。
 この実習に向け、入学当初から自分なりの課題をもって学習を進めてきました。夏休みには自分の地元の街での調査活動などを経て、新幹線の開業2年目、また連続ドラマ終了後の北陸観光への影響や、北陸の方の長野県に対する意識などを、北陸の地での人とのふれあいの中から学ぶことが、この実習の中心の活動でした。

 1日目は「富山きときと空港」と「JR富山駅」で調査活動を行いました。初めのうちなかなか初対面の方に話しかけることができずにいた生徒ですが、勇気を持ってアプローチすることで、思った以上に親切に対応して下さる方が多いことを実感したようです。ここでの経験が、翌日以降に生きてきます。


 その後、「北陸コカコーラ砺波工場」「コスモアイル羽咋」の二つの施設を見学しました。北陸コカコーラ砺波工場では、この地の水の清らかさなどを生かした大規模な施設を見学し、担当の方からの説明で、長野県との深い関わりを知ることもできました。
 コスモアイル羽咋では、月面探査の歴史に関わる映像を視聴した後、さまざまな展示物を見て、人類と宇宙の関わりについて興味をもって学ぶことができました。

 夕方、国立能登青少年交流の家に入りました。夕食の後、星空観測をする予定でしたが、あいにくの曇り空のため天文班員の星に関する知識の説明と、自主学習を行いました。

 2日目は、輪島に向かいます。朝市では、班ごとの調査活動に加え、魚の干物などを購入して七輪のある炭焼きコーナーで焼いて食べました。露店の方と直に話をしながら値段交渉をしたり、連続ドラマによる客足への影響などについて取材したりすることもできました。1日目の富山での経験があったおかげで、より積極的に調査活動する姿が見られるようになりました。

 また、朝市の最寄りにある「輪島工房長屋」で、輪島塗りによる箸の製作体験をしました。箸の部分に針状のものでデザインを描き、そこに漆を入れて金粉を入れます。その場で完成して自分で持ち帰れるので、自分や家族のためのお土産にすることができました。

 この日宿舎では、夕食の野外炊飯と夜のキャンプファイヤーを行いました。野外炊飯では焼き肉とサラダを作りました。班ごとに分担・協力して、意外と(?)手際よく準備や調理ができました。そろそろ疲れが出てくる2日目の夜ですが、十分お腹いっぱいに食べられて、その後の活動のパワーを充填しました。
 その後のキャンプファイヤーでは、全員で一つの輪になってフォークダンスをしたり、この日に向けて準備してきたクラスごとの出し物を披露したりしました。出し物のダンスでは、日頃とは違ったキレのある動きを見せる生徒もあり、またそれを盛り上げながら楽しんで見る生徒もあり、学年の和が広がるひとときとなりました。

 最終日3日目は、宿舎を出て金沢市に向かいます。あいにくの大雨(金沢市に大雨警報発令)で予定していた兼六園周辺での班行動や調査活動はできませんでしたが、金沢駅周辺でしっかりと調査をすることができました。途中で地元のテレビ局の方から逆取材を受けたりして、最後の調査にふさわしく、今後の学習の広がりを感じさせるものとなりました。

 金沢から長野への帰路は、北陸新幹線を利用しました。金沢から長野まで1時間半弱で到着し、長野と北陸の地の時間的な近さを実感しました。
 3日間の充実した活動の中で、日頃とは違った集団活動や調査を通して、1年生は成長したように感じます。そして今回の学びはこの行事だけでは終わらず、2月末の総合学習発表会に向けて、調査結果の分析や自分の考えのまとめ、提言に繋げていきます。
0

中2 福祉体験

 9月27日(火)・28日(水)の二日間、中学2年生が福祉施設にて福祉体験学習を行いました。
 体験する前は、全員が不安な気持ちを抱いていたことと思いますが、それぞれがテーマに基づいて、この二日間を過ごせたことと思います。大変な活動もあったかもしれませんが、この経験が生徒の人生にとって大きな糧になると信じています。今後、それぞれの学びを学年の皆で共有していく予定です。その結果、実習当日には見えなかったものが新しく見えてくるはずです。まだまだ学びは続きます。
0

中2 地域活性化を考える(棚田稲刈り・姨捨SA見学)

 9月26日(月)、中学2年生が地元・千曲地域について学ぶため、姨捨の棚田の稲刈りとその近くにある姥捨S.A.の見学を行いました。

お米のありがたさを実感! ~棚田稲刈り~

 6月7日の田植えから4か月弱。この短期間で稲穂は十分に大きく実っていました。しかし、足元は大雨の影響で「田植え?」と見間違う程にぬかるんでいる部分もありました。

 大変な状況での稲刈りでしたので、予定より時間がかかりましたが、稲刈りからはぜかけまで協力して作業を完了させることができました。大変な作業だったからこそ、私たちが毎日食べているお米のありがたさを実感することができたことと思います。はぜかけして自然乾燥させたお米は、手間をかけた分だけ甘みが増しておいしくなっていくのです。

どんな工夫が施されているのか? ~姨捨S.A.見学~

 稲刈りで予想以上に体力を消耗してしまいましたが、徒歩で姨捨S.A.へ向かいました。平坦な道はほとんどなく、急坂を上る道程がとても長く感じられました。到着後、A組、B組に分かれ、昼食休憩と調査活動を交互に行いました。

 調査活動では、千曲市の地域活性化や姨捨棚田の活用について考えるために、売店の観察や職員の方との質疑応答をして学びを深めました。なんとか棚田を全国にアピールしたいという皆さんの思いとは裏腹に、サービスエリアは、月やウサギ、俳句をイメージしたデザインが沢山採用されていました。確かに月やウサギの方がデザインしやすく、便利なのかもしれません。質疑応答では「売店で一番売れている商品はどれか?」というような現実的な質問に、担当の方に正直に答えていただきました。全体での質疑応答の後、個別に職員の方と話をしている姿もあり、これまでの調査活動で身につけた積極性を活かす場面が見られ、感心しました。

 何でもネットで調べられてしまう世の中ですが、「自分の足で稼ぐ」「自分の目で確認する」ことの重要性を再認識した1日でした。

(生徒の感想より)
  • 一番つらかったことは、刈り取った稲を縛ることです。紐の絞め具合が大切です。緩いとダメ。きつく縛ると自分が最後にくるくる巻いたものを入れる時に苦労します。爪がはげそうになりました。米は大変苦労して作ることを改めて実感しました。
  • (S.A.では)真田丸関連の商品がよく売れているということだが、真田丸放送終了後の売店の販売計画がもうすでに完成していると聞いて、驚いた。
0