活動
<第1回 NSC課題研究研修会>報告
実施日時 10月5日(土)
実施会場 信州大学工学部
参加生徒 2学年理数科11グループ・普通科3グループ、他県SSH校4グループ、県内NSC校5グループ
審査員
信州大学工学部 山本博章 先生(情報・アルゴリズム)
信州大学工学部 梅崎健夫 先生(地学・地盤工学)
信州大学繊維学部 木村睦 先生(高分子化学・環境化学)
信州大学理学部 高梨功次郎 先生(生物・植物学)
信州大学教育学部 藤森隼一 先生(化学・理科教育)
内 容
県内県外から高校生が集まり、SSH生徒研究発表会の審査員である山本博章先生より「審査員目線での良い研究」という講義を受けたあと、数学物理、工学、化学、生物(植物)、生物(動物、生態)の分野に分かれてポスター審査会を行いました。審査員からは、今後発展させるうえでの助言もいただきました。また、引率教員は別室で上田高校の小田切亨先生より「課題研究指導のいろは」を受講し、ポスター審査体験も行いました。優秀な発表グループには以下の賞が贈られました。
【アカデミック部門賞】各部門の審査員からみた最優秀賞
アカデミック数学物理学賞 「重平均不等式」屋代高等学校理数科
アカデミック工学賞 「カナメモチの真っ赤な新葉の色素を用いた色素増感太陽電池」富山県立富山中部高等学校
アカデミック化学賞 「媒晶剤のカルボキシ基の電離で形が変化するNaCl型結晶」富山県立富山中部高等学校
アカデミック生物学1賞 「萎えた野菜を利用して食品ロスを減らそう」大町岳陽高等学校
アカデミック生物学2賞 「アリジゴクの造巣行動に関する研究」山梨県立甲府南高等学校
【グッドアイデア賞】高校教員評価で「着眼点」「独自性」の平均点が高いグループ
「水はねが高くなる落下の条件について」福井県立高志高等学校
「なぜサツマイモは水の中で肥大化しないのか」屋代高等学校 普通科
【アトラクティブ研究賞】参加グループによる自分以外で一番良い研究の投票結果
「簡易ベッドの作成~折り紙テクノロジーを用いて~」 屋代高等学校理数科
【ハイエスト共創賞】パスタタワーの高さ競争(アイスブレーク)優勝チーム
1位(97cm)富山、大町、屋代の混合チーム、2位(93cm)甲府、大町、屋代の混合チーム
<審査員感想>
・高校生の熱意を感じられる良い機会でした。是非継続してください。
・科学好きの高校生にとって良い機会だと思います。中間発表という時期でアドバイスをするのにもよいタイミングだと思います。
・高校生でここまで考えられていることに感動した。ゴールの時期にどこまでやるかをイメージできるともっとポイントをついた研究になると思う。
<他県高校教員感想>
・研究に対する倫理観やデータを扱う上での大切なことを伝えていただけた。
・長年にわたる指導に基づいた、指導上心掛ける点がとても分かりやすかった。
・生徒の主体性を育む絶好の機会を与えていただいた。アイスブレークによって本校生徒も元気になり、笑顔で積極的に発表できた。
・評価の観点が分かりやすく、大勢の教員が評価することも可能と感じた。
<生徒感想>
・他県の生徒たちと交流できる貴重な機会で、とても有意義な時間を過ごせた。
・今回の意見を活かして校内発表で高評価を貰ってやろうと思いました
・面白い研究を沢山見ることができてとても充実した1日だった。
・いろいろな質問に答える上で自分たちだけでは気づけなかったことを多く得られました。
・他校の同学年の科学に興味のある仲間も一堂に会して発表し合えたことで良い刺激になったと同時に、高校や大学の先生にもたくさんの質問やアドバイスをいただけたことで、後期の探究に向けたモチベーションが高まりました。