カテゴリ:実施報告
アカデミックサイエンス〈物理〉
7/13(月)にNTT物性科学基礎研究所の稲垣 卓弘氏と情報通信研究機構未来ICT研究所の上席研究員 巨視的量子物理プロジェクト室 室長の仙場 浩一氏による「アカデミックサイエンス連携講座を2年生の理数科40名の生徒が受講しました。
量子力学と、高校の授業では扱わない、生徒にとっては難しい分野の講義となりましたが、講師の先生方の分かり易い説明に興味を示し、何回かの演示実験に興味をもって見ることができました。またその理論が最先端の科学にどのように活用され、研究されているのか話も、生徒にとって興味深い内容でありました。量子力学に興味を持ち、最先端の研究にも興味を持つ、大きなきっかけとなったように感じます。
アカデミックサイエンス〈数学〉
7/9(木)静岡大学教授の柗元新一郎先生による「BigDataを活用して新たな知を創造しよう -夏休み明けの統計グラフコンクール作品づくりに向けて-」というテーマで、中学生と高校2年生理数科の生徒が受講しました。
【中学生に向けて】
「資料の活用・データの分析からビッグデータの扱いへ」というテーマで統計グラフコンクールへ出品するポスター作りについて教えていただきました。
【高校生に向けて】
「資料の活用・データの分析からビッグデータの扱いへ」というテーマで統計グラフコンクールへ出品するポスター作りについて附中生の内容に加えて、さらに発展的な内容でご講演いただきました。グラフの作り方にとどまらず、分析の方法や提案の仕方についても詳しく教えていただき、生徒たちにとって課題作成に向けてよい動機付けになったように思います。
SSE②
7/9(木)信州大学工学部のデービッド・アサノ教授による「ImageProcessing」SSE連携講座を高校3年理数科の生徒と高校1年希望者2名の生徒が受講しました。
第1回の講義で課された課題の確認から講義が始まり、その課題は「半円を数式で」、「sinの関数を数式で」、という比較的簡単なものでしたが、英語で出題されていたため、なかなか正答を導くことに苦労したようです。
次に、画像処理に用いるroundを使った数式とその演習を行い、その後更に、一次関数、円、三角関数の式の応用が続き、関数の内容が難しくなるにつれて、躓く生徒が見られました、それをカバーするように、生徒間で教え合う姿も見られました。実際にこのような数式が画像処理にどのように用いられているかについても、生徒がボランティアでカメラの前に立ち、映し出された姿がどのように変化するのかを見ながら進めることができ、実際の場面でどのように活用されているかを実感できたように感じます。
アカデミックサイエンス〈化学〉
7/8(水)信州大学繊維学部 東原秀和教授による「最近の電池、革新的次世代電池」 ―エネルギー変換・貯蔵の化学― というテーマでアカデミックサイエンス連携講座化学が行われました。内容は以下の通りです。
1)電池が担う課題と将来
・エネルギーと環境調和への挑戦
・成長と環境調和とが両立した新社会の構築
・革新的次世代電池開発の意義 革新的次世代電池の例 ハイブリッド鉄道・自動車
2)電池の原理 ―電池の基礎化学―
3)電池の種類と性能 電池の性能を電気量・エネルギー単位で理解する
4)新しい電池 電池が再生エネルギーの利用促進・普及 自動車の将来を握っている
・燃料電池 ・リチウム電池 一次電池、リチウムイオン二次電池
・革新的新電池 次世代電池
5)電池の化学・技術の発展と資源・エネルギー 地球環境保全への貢献「バイオサイエンス」理数科1年サイエンスラボ
6/17(水)長野県総合教育センターにて上記の研修が終日行われました。普段体験できない機器に実際に触れることができ、生徒にとって大変貴重な経験にとなりました。農業系の実習では、茎頂組織の観察(材料カーネンション)や電子顕微鏡での観察(試料 自分でみたいものを用意する)を通して、自然に対して興味が増すのと同時に、研究のアプローチの方法の一端を学ぶことができました。また、人の動きを点で捉えコンピュータ認識後動画に落とすモーションキャプチャ技術、二足歩行ロボットの作動のしくみ、制御など難解と思う内容も丁寧に教えていただき理解すると同時に、科学の分野の最先端に触れ視野が広がる充実した実習となりました。全体会においても、生徒主体とした進行、各分野の感想発表など自らの表現の場として有益でした。
SSE<科学英語>①
6/16(火)信州大学工学部教授のアサノ デービッド先生による「Mathematical Functions Used in Science」SSE連携講座が行われました。
高校数学で用いる数式を、英語ではどのように言い表すのかについて紹介していただき、最終的に講師が読み上げた音声を聞いて、数式を記述する確認のドリルを行いました。
多くの生徒がふだん慣れ親しんでいる高校数学の基本を、英語で学び直し新鮮な気持ちで講義を聴いていました。講師の英語を聞いて、数式で書き表したり、グラフを見て英語で表現したりといったことができました。