2024年10月の記事一覧
<アカデミックサイエンス 信州大学工学部実習> 報告
実施日時 8月8日(木)
実施会場 信州大学工学部 E2棟(AICS)2Fセミナースペース他、各研究室
参加生徒 高校2年理数科、オーストラリア研修参加者
内 容
⑴ 研究室に分かれての実験/実習
1 物質化学科「水をキレイにする化学~ヨゴレをくっつけて取る吸着技術」
2 電子情報システム工学科
「光で電流を測ってみよう~光プローブ式電流センサを用いて局所・狭所の電流計測」
3 水環境・土木工学科「泥水を真水に変える膜分離技術」
4 機械システム工学科「デジタルの技を利用して「ものづくり」をしよう!」
5 建築学科「木造建築の伝統的な継手・仕口を作ってみよう!」
⑵ クロージング 成果プレゼンテーション
工学部担当職員・TAの学生・大学院生に入念な事前準備をしていただき、どの講座も大学の研究、実習の一端に触れる生徒にとって刺激的なイベントとなりました。閉会式では、各研究室ごと、実習内容の発表を行い、成果を皆で共有しました。
<生徒感想>
・電子情報学科では、大学の研究成果である微少な回路の測定が興味深かった。
・大型の工作機械を実際に動かして、音叉やペン立てを設計したとおりに作ることができ、物作りの楽しさを感じることができた。
<令和6年度SSH課題研究発表会(全国SSH校の代表グループが集合)>報告
実施日時 8月6,7,8日(火、水、木)
実施会場 神戸国際展示場
参加生徒 3年理数科「廃棄果実から作るバイオエタノール」研究チーム4名
内 容
8/6(火)8:30屋代高校前駅に集合し、神戸国際展示場へ移動。オンライン受付を行い、ポスターをブースに貼り付けた。16:00までには退室。
8/7(水)全231グループが3つの時間帯に区切られ、午前3時間、午後2時間ポスター形式で発表(途中で審査)。各時間帯では稼働グループが2つ、休みで見学できるグループが1つで順番に回していった。審査員は3名1組で10題ぐらいずつを1グループ20分ぐらいかけて審査した。(本校SSHコーディネーターの山本先生はこの審査員の一人)午前中はこの3名が上位2, 3グループを選び、上がってきた約60グループを、各分野の審査員が午後に審査し、6分野から1校ずつが選出された。発表された6グループは翌朝の口頭発表リハーサルに入る。
8/8(木)代表校6校(物理・工学、数学・情報、地学、化学、生物A、生物Bの各分野から1校ずつ)によるプレゼンテーション形式による全体発表。発表10分、質問10分。質問は途切れることがない。昼食後、70分間再びポスターセッション。口頭発表した6グループのブースに人が群がる。その後、表彰式。電車の時間がギリギリなので、荷物をすべて持って表彰式会場へ。新神戸駅近くの宿から大きい荷物を受取り帰路に就いた。
231題のポスターが広大な部屋に並んでいる光景は圧巻であった。口頭発表に選ばれた6グループの発表者は大勢の聴衆の前で堂々と楽しそうに発表していた。 昨年度は高校レベルを超えているような難易度の高い研究が多く受賞した印象であったが、今年度は高校生らしいアイデア勝負のテーマや、比較的単純作業でも地道な努力で積み上げたデータから考察したテーマが多く選ばれたように感じた。
<生徒感想>
・発表するだけでなく、簡潔に説明したり質問をする力なども磨くことができて良かった。他の研究では、自分では思いつかないような手法も多くあって沢山のことを学べた。
・1年生か2年生の時に今回のような発表の場に参加することができたら、頂いたアドバイスを活かしてより良い研究にすることが可能だったと思う。屋代高校でも一年次から継続的に研究できれば、もっと研究が活性化するのではないかと思った。