ハトニワ

2月7日 サイエンスダイアログ②

   2月7日 サイエンスダイアログ②+第2回SSH運営指導委員会

(今回のサイエンスダイアログ②は2年生理数科諸君への講義です。長山先生からのレポートです。

 

   2年理数科は2/7(火)5,6時間目に、順天堂大学・ 大学院医学研究科の  Tetiana A. YATSENKO博士を

お迎えして英語で研究内容を講義していただきました。YATSENKO博士はウクライナ出身で、ウ

クライナの豊かな自然を紹介していただいた一方、現在は戦火で大変な状況である様子も伝えていた

だきました。

 科学の話の冒頭では、各テーブルにゼラチンゼリーの入ったチューブが配られ、パイナップルの一

切れをそこに加える作業からはじまりました。お話を聞いているうちに、ゼリーが溶けて液体になっ

ていました。博士の研究内容は一貫してタンパク質分解酵素に関連しており、先ほどの観察もパイナ

ップルが出す酵素がゼラチンを分解したそうです。こうした研究が脳梗塞の予防や、ガンの転移を防

ぐことにつながるというお話でした。

 5時間目は聞くことがメインでしたが、6時間目は生徒からの質問に講師が答え、講師からの質問に

各テーブルの代表者が果敢に答えました。

 付き添いの先生はおらず終始英語でしたが、同じクラスの昨年度の生徒アンケートと比較して、理

解できたと感じている生徒数が大幅に増えていました。「質問することで自分の質問への回答を真剣

に聞けるので英語で質問することは大切だと思った。」などポジティブな感想が多く見られたことを

嬉しく感じました。(長山)

             

  同日行われたSSH運営指導委員会で、委員の皆様から貴重なアドバイスを頂戴した後、サイエンス

ダイアログの授業を見学していただきました。