科学リテラシーや総合的な学習等

科学リテラシー(附属中3年)卒業研究中間報告会

中学3年生の科学リテラシーでは、ここまでの研究の成果、今後の研究の方向性について、中間報告を実施しました。実証のために用いる道具や実験データなどの具体物を用いて友に説明する姿が見られました。今後、夏期休業中の研究計画を立て、休み明けからは再研究、論文作成へと向かっていきます。

<自分で制作した望遠鏡や、グラフ電卓で作成した絵を見せながら説明しています>

地域探索レポート(附属中1年)科学リテラシー

中学1年生は4月に6年間通う「屋代」という地を学ぶために、地域探索を実施しました。科学リテラシーの授業では、長野県立歴史館での学びから、屋代という地について、探究・研究とは何か、自分の考えを発信するという趣旨のもと、文書作成ソフトを利用し、レポートを作成しました。調べたことをただ載せるのではなく、自分の考えを発信するという点が今までの経験とは違います。鳩祭で掲示します。ぜひご覧ください。

科学リテラシー(附属中2年)棚田学習

中学2年生は現在取り組んでいる千曲市活性化プラン制作に向けて、千曲市の観光地である姨捨の棚田へ田植え実習に行ってきました。昨年まではバスで現地まで行っていましたが、棚田がどのような場所にあるか身をもって体験しようという趣旨のもと、電車を用いて現地まで行きました。田植え経験は小学校のときにある生徒が多かったですが、景色が良い中で田植えができることはメリットに感じたようでした。また、田植え後に汚れた体を温泉で流せたら・・・しかし、歩いて行ける距離に温泉がなく、電車で帰らなければならない現状も把握でき、活性化プラン提言に向けて貴重な経験もできました。

また、当日の様子の動画です。ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fx0hpRO8rg0

科学リテラシー(附属中3年)高3生から学ぶ

 中学3学年では、科学リテラシーの時間にそれぞれの生徒が自分のテーマを決めて研究に取り組む「卒業研究」を行っています。その一環として、先日高校3年生から昨年2年次に取り組んだ「課題研究」の成果を発表してもらいました。研究発表後は、これから取り組む自分の研究をイメージしながら、わからないことを積極的に質問をして研究内容に対する疑問を解決したり、研究をしていく上で必要な視点を確認したりしていました。



 中3の生徒からは
  • 教科書や本などを鵜呑みにせずに、自分でちゃんと実験をしていくことが大切だと感じた。
  • ネットから引用してきたものの真偽はわからないとは思っていたが、本や教科書から引用した場合でも真実であるとは限らないとわかったので、実際に自分で確かめないといけないと分かった。
  • 結果が出なかったら、条件を変えて何度も実験をやり続けていくことをしていきたいと思った。
  • たくさん失敗しても諦めずに「なぜそうなったのか」を考え、手順を変更してどんどん研究を進めていくことが大切だと思った。
  • 自分の目でしっかりと確かめていくためにも、実験・考察の繰り返しは大切だと思った。
 といった感想が出されました。今回の発表から学んだことを、これから本格的に取り組んでいく「卒業研究」に生かして研究を進めていければと思います。

科学リテラシー(附属中2年)

附属中2学年の科学リテラシーでは、1学年時の能登臨海実習での探究活動の経験を生かし、今度は学校のある千曲市での探究活動が始まりました。自分の住んでいる市町村と屋代高校附属中学校がある千曲市との予算を比較し、千曲市政への自らの主張をわかりやすく相手に伝える道具として、Excelを用います。グラフや表を用いて、根拠を明確にすることで、仲間内だけでなく、外部へ発信する際にも活用できると考えています。また、2学年では毎年姨捨での棚田実習を行っています。千曲市を”第二の故郷”としての活動が始まりました。

SSH「ジオサイエンス」特別授業

 SSH事業に関わって、中学校1学年では、「ジオサイエンス」特別授業として、「地震はなぜ起こるの?地震について学ぼう」を行いました。
 信州大学 大塚勉教授より、震度とマグニチュードの違いから始まって、M6とM7では32倍も規模が異なることや、プレートの移動、断層の話までの説明を聞きました。
 そして、今回の魅力である「長野県と地震の関わり」へと話が進みました。信濃の国にも謡われている諏訪や松本などの盆地は、長野県を縦断する複数の活断層によって作られたものであること、本校のある千曲市周辺にも長野盆地西縁断層という活断層があることを学びました。
 長野県、特に生活の場である盆地は、活断層がなければできなかった。だから、私たちは上手に地震とつきあっていかなけらばならない。ということで、最後は防災にまで話が及びました。
 生徒からの「文献などの記録だけではなく、地層からも地震が起きた日付はわかるのですか?」という質問では、「放射性元素を用いた測定により、ある程度の年代は調べることができる」と、教えていただきました。

英語でのディベート

 中学3年生では、英語の授業の中で、英語によるディベートをするために準備を進めています。テーマは "Part-time jobs should be more widely accepted for junior and senior high school students."(アルバイトはもっと広く中高生に容認されるべきだ) です。
 現在は、Constructive Speech, Attack Speech, Defense Speech, Summary Speechの発表の仕方や、発表のポイントをグローバル講師から指導を受けています。2月には校内でのディベート大会を予定しています。

ディベート

 中学2年生の科学リテラシーの時間では、ディベート活動を行っています。
 各グループが「長野県の中学校では朝練は廃止されるべきである。」「本校扇風機使用設定温度を27℃より下げるべきである」などのテーマを与えられ、それについて肯定側や否定側から物事を捉えて考えをまとめて意見を述べ合いました。それぞれのグループが自分たちの意見をより説得力あるものにするために、本や新聞、インターネットなどから集めた資料を有効的に活用している姿が多く見受けられました。論理的思考力や表現力が少しづつ身についているように感じます。

卒業研究


 3学年では、科学リテラシーの授業で取り組んでいる「卒業研究」が大詰めとなってきています。春から30時間近くかけて、「テーマ設定から研究をすすめ、中間発表を経て、再研究し、論文にまとめる」という流れで学習してきています。「学び方を学ぶ」を大切に考え、今行っている論文制作では、論文の形式から参考文献の引用の仕方などについて学習し、来年高校1年生で行われる「一人一研究」へつなげていきます。写真は、担当教員から論文指導を受けている様子です。