2015年5月の記事一覧

大先輩のお話を聞く会

 5/23(土)の授業公開では、多くの保護者の皆様のご協力のおかげで、充実した活動を行うことができました。この日までに、生徒はインタビューの練習をしたり、質問内容を明確にしたりと準備を進めてきました。また一人一人が、自分自身の「14歳の問い」を抱き、事前に身の周りの人に仕事について質問したり、現場で働く人のビデオを見たりしながら、仕事に対する考えを深めてきました。
 今回の「大先輩のお話を聞く会」を通して、生徒は仕事に対する意識を高め、今後大切にしていかなければならないことに気付くことができました。これからの学校生活の中で、社会に求められている力を身につけてほしいと思います。
 今後は、希望する職場のエントリーシートに、職場体験に向けての決意を記入し、学年職員との面接などを通して職場決定をしていきます。各自の職場体験の目的が明確になるように、今後の学習を進めていく予定です。

仕事について考える

0514-1 「キャリアプランニング」の学習の一環として、5月の連休中には、2年生一人ひとりに「職業インタビュー」の課題がありました。そこでは自分のお家の方を中心として、既に「仕事」に携わっている方へのインタビューを通して、その職に就いた理由や やりがい、また逆に大変なこと、中学生へのアドバイスなど、実際に働いている方の声を聞きました。
 そして5/11(月)の総合的な学習の時間では、クラスや班の中でお互いの情報を共有する時間を設けました。
 
 職業に関する情報は、現代ではいろいろなツール(特にインターネットやホームページ)から手に入れることができます。実際に5/12(火)の授業では、それらを取り上げたテレビ番組を視聴し、様々な職業(今回は「宇宙開発技術者」「ウェブデザイナー」「診療所勤務医」の三つ)に就いている人の考えに触れ、意見交換をしました。「自分が知らないことについて調べ、学ぶ」ときには、この「人から直接聞く」ことと「メディアなどを通して間接的に聞く」ことの両方が必要です。そして、今回の連休の課題のような「自分の身近な人」から「直接」聞き取った声というのは、当然それを手に入れるまでの手間暇はかかりますが、より「自分の問題」として「真に迫る」ものです。場合によっては「相手があなただからこそ話せる」という情報があるかもしれません。事実、私が見ていたある班の発表中に「大きな声では言えませんが…」と前置きされた情報がありました。また、形には残っていないものの中には、「自分から問い返してより詳しい内容を話してもらえた」ということもあったのではないでしょうか。このように、「自分から求め、自分の力で直接何かから学ぶ」という学習は、大変ですが得るものも大きいのです。さらにそこへ「自分の体験を通して」ということが加われば、それは「実感」を伴った「発見・気づき」になります。9月に実施する「職業体験学習」も、「直接、自分の体験を通して、自分の将来について学び、考える」ことに意義があります。この学習を有意義なものとするためにも、これからの様々な学習に自ら考えながら臨んでいきたいものです