科学リテラシーや総合的な学習等
あんず栽培について
森あんず農家の稲玉さんのあんずの畑に行き、あんずの栽培や苦労話を聞きました。品種改良して作られた稲玉丸もそのうちのひとつ。昔より干し杏に適している小粒で酸味の強い品種だそうです。また、北條さんの畑では、摘果作業を体験させてもらい、楽しく活動することができました。横島物産ではインタビュー活動を行い、あんずの商品化についてたくさん質問しました。パンフレット作りなどでも役立ちそうです。
中2科学リテラシー現地調査活動
政策のグループは、千曲市を活性化させるためにテーマを「移住」とし、移住・独立・定住支援を行っている「なりわい」の中村さんからお話を聞いてきました。自分たちで調べてきた内容を質問し、中学生にできることを再確認することができました。そして築170年の家や蔵の中を見学させてもらう等、貴重な体験をしました。REASAのデータで分析を行い、今回の中村さんのお話しをもとに「移住政策」を検討していきます。
SSHサイエンスフォーラム
中高合同でSSHサイエンスフォーラムが開催されました。今回は長島孝行先生による「あっ、その手があったかものづくり」でした。生物から学ぶことは多く、私たちに多角的な視点を示してくれました。
「自然界のデザインはアイディアの宝庫」であり、お話しでは、蜂の巣から始まって、タマムシ、セミ、カイコなど沢山の虫が出てきました。「洗剤は汚れ」という話があり、その時にカタツムリの殻は汚れないということを利用して、壁やタイルに使い、洗剤を使わない様にするというアイディアが生まれたそうです。
千曲市のために何ができるか
2年生は、千曲市活性化を考えるために千曲市PRCM、中学生議会、政策コンテスト、干し杏、棚田、パンフレット(フリップボード)、新聞スクラップ、シンボルマークの8グループに分かれて学習を進めています。
クラス毎に、調べ学習について司書の青木先生から図書館で説明を受け、図書館のデーターベースなど文献を調べる上で必要となることを教わりました。その後、図書館の本から自分たちの活動につながるような情報を探しました。さっそく信州の保存食についての本を手にする人、ガイドブックに千曲市の記事が載っているか探す人などがいました。「生鮮あんずから干し杏に加工すると、カリウムは6.5倍、食物繊維は6倍に増える」という情報を本から見つけた人もいます。日持ちもするし、栄養も高くなるなんて、干し杏には良いことがたくさんありそうです。この良さを伝えるためにはどうしたら良いのでしょうか。それぞれの視点から千曲市をPRできる方法を考えていきます。
RESAS講習会
科学リテラシーの時間で「RESAS」の学習をスタートしました。2Aでは、高校の白鳥先生をお招きしてRESASの扱い方から活用の仕方までわかりやすく教えてもらいました。授業の中では、そもそもRESASってなんだ?と思っていた皆さんも実際に触れてみると「うわあ、すげー」の声があちらこちらで聞こえてきました。
RESASは、地方創生を実現するためのツールとしてヒト・モノ・カネの流れを「見える化」して、誰でもその地域の現状や未来、強み、弱みを把握できるものとして作られました。総合で行っている千曲市活性化にもってこいのツールです。調べる前に、自分の考え(仮説・予想)をもつことで「なぜだろう」という問いが生まれ、データのみでなく、自分の知識と結びつけていくことであたらしい発見をすることができます。RESASにはいろいろデータはあるので、これからたくさん操作して慣れていきましょう。