2022年8月の記事一覧
8月4日課題探究の研究グループに資材を提供していただきました
本校では高校2年生普通科の必修科目として「課題探究」を設定し、グループで継続的に調査・研究・実験(実践)・考察等を行い、成果を発表しています。
今年度「千曲市・屋代高校前駅の活性化」をテーマにしたグループは、イルミネーションを企画しています。そこで有名な樫山工業様に相談したところ、ご多忙にもかかわらず、管理本部総務部の齋藤和生様がご来校くださりました。本日は貴重なLEDと電源を提供していただいただけでなく、使用方法や注意点などの講義、生徒の質問にも懇切丁寧に対応いただきました。
樫山工業株式会社の皆様・斎藤様ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
【生徒たちの言葉】
私たちは課題研究の授業の一環として、昨年度から「屋代高校前駅の活性化」というテーマで
屋代高校前駅及び千曲市の活性化について取り組んでいます。その中で立ち上げたプロジェクト
が「屋代高校前駅にイルミネーションを点灯する」というものです。
これまでに、千曲市の「まちづくりチャレンジ」企画に応募し市役所でのプレゼンテーション
を経て補助金申請が採択され、さらに今日 樫山工業株式会社さまのご協力でLEDをいただき、
プロジェクトが本格的に形になりそうな期待でワクワクしています。
樫山工業株式会社様、本日はLED等頂戴しありがとうございました。
「課題探究」の中間発表が8月27日に、本校で予定されています。参観ご希望の皆様は、
高校のHPの「第2回公開授業(ご案内)」をご覧いただき、申し込みをお願いします。
8月3日東北サイエンス最終日
福島先生からの報告です。
8/3(水)東北サイエンス3日目
最終日は、つくば にある施設を3つ見学しました。
筑波実験植物園
国立科学博物館が植物の研究を促進するために設置した植物園で、植物の多様性を知り、守り、伝えることを使命に、
研究、保全、展示、学習支援の活動を行っています。係の方より、植物園の紹介と絶滅危惧種の説明、見ごろの植物の
紹介や、絶滅危惧種を守る必要性ついての生態系からのお話や、このよう植物園で絶滅危惧種を育てる意味についてお
聞きしました。生徒は興味をもって、さまざまなことを考えたようです。
CYBERDYNE STUDIO
2班に分かれ、説明や実際に器具を付けての体験をしました。装着型サイボーグHALは脳から筋肉へ指令の皮膚の表
層の微弱電流を読み取り、モーターで筋肉を動かす装置です。医療の分野では脳・神経・筋系の機能低下で身体を思う
ように動かせなくなった方の機能改善治療を行えたり、福祉、作業補助など実際に使われています。未来への可能性を
感じ、学問の先にある社会に貢献するということを実感できました。
筑波宇宙センター
展示館「スペースドーム」では、実物大の人工衛星や本物のロケットエンジン、日本実験棟「きぼう」の実物大モデ
ルなどを間近に見学しました。広報・情報棟では紹介映像も見ることもできます。ロケット広場にはH-IIロケットの実機
が展示されています。今まで映像でしか見たことがなく、実際のサイズを知り、さらに興味がわきました。
以上で「「東北サイエンス」で計画された内容はすべて終了。15時に帰途につき、屋代高校へは19時近くに無事到着
しました。
三日間の様子は引率をした福島先生からの報告でした。ありがとうございました。
参加した一人一人がこの研修でみつけた種を成長させてくれると思います。お疲れさまでした。
8月2日東北サイエンス2日目
昨日に続いて福島先生からの報告です。
8月2日(火) 東北サイエンス2日目
ホテルより地下鉄で移動し、東北大学青葉山東キャンパス 東北大学工学部を訪問。工学部の紹介と模擬授業をお聞きしました。
・工学部の全体説明 入試広報の高村教授
それぞれの学部の内容を説明していただきました。卒業後は、企業などの『研究者』『技術者』などとして活躍しています。
・「電気自動車が拓く新しいエネルギー社会」 電気情報物理工学科 中村健二教授(屋代高校のOB)
「電気自動車の歴史」から「電気自動車の種類」、「電気自動車が拓く新しいエネルギー社会」について説明していただきまし
た。「研究室の紹介」や「入試について」もお話しいただきました。
・「燃料電池・全固体電池って何がすごいの?−未来を変える材料科学の世界−」 東北大学大学院工学研究科 高村 仁 教授
燃料電池の優れている点、しくみ。燃料電池に液体電解質ではなく固体電解質を使う利点。その材料をどうやって作るのか。電池の研究≒材料の研究である。
・「真空技術と化学の融合−電子部品の中の薄膜という材料とは?−」
工学部 化学・バイオ工学科 松本祐司教授
原子の歴史から現在の社会にとって「薄膜」の重要性。それを作る技術として、真空蒸着が有効
であること。これからの化学は薄膜技術と次世代「エレクトロニクス」で、エレクトロニクスは
すべての基本である。真空下でのものづくり化学が、次世代「エレクトロニクス」を開拓すること
によって「電気・情報・グリーンイノベーション・医療」の発展に貢献する。
各先生方には、お忙しい中模擬授業をしていただいてありがとうございました。
その後、キャンパスを散策し、工学部あおば食堂で昼食を頂いたあと、地下鉄でホテルに戻り、
バスでつくばのホテルへ移動しました。
8月1日 東北サイエンス1日目
8月1日 東北サイエンス1日目
東北サイエンス1日目の様子が福島先生から届きました。
朝7時半に学校を出発し、福島高校へは13時頃到着。
福島県立福島高校との交流会を16時まで行いました。開会行事の後、課題研究の発表会をしました。
福島高校からは放射線班より「ポルサイトの循環合成の最適条件の検証と自作リークテスト器による流水実験」、
屋代高校より「電気分解による消毒液の作製の研究」をが発表しました。
その後、「簡易放射線測定器はかるくん」を使った校舎周辺の放射線測定実習では、福島高校と屋代高校の混
合で5班に分かれ、空間線量の測定を校舎の周りの5カ所でおこないました。
最後に、SSH主任教諭の高橋先生から震災当時のお話を聞かせていただき、地震の影響の映像、相馬の津波後
の様子の映像を見た後、ワークショップを行いました。先ほど測定をした班ごとに分かれ、「他県からみた福島」
「震災後の福島」について話しました。同じ世代の高校生同士親近感を持って話していました。まとめでは、各班
から高校ごと1名ずつ話し合いの内容を発表しました。閉会行事を終え、福島高校の皆さんに見送られて、仙台へ。
ホテルの夕食の後、20時から21時半まで卒業生の5名の先輩との座談会を行いました。大学生の自己紹介の後、
5グループに分かれ、先輩からの勉強方法や勉強のスケジュール、大学の魅力など話してもらい、高校生からの質
問に答える形で進められました。質問も多くだされ、有意義な時間となりました。