カテゴリ:3学年 学習活動

修学旅行(京都大学)

 3学年では、10月27日(火)から29日(木)まで80名全員で修学旅行に行ってきました。
 2日目には、京都大学にて、学生の方に構内や博物館を案内していただきました。生徒たちは何年後かの自分の姿と重ね合わせながら(?)、最高の体験ができました。

~生徒の感想より~
  • 京都大学では、1つの学校とは思えない規模にただただびっくりしました。看板についてやサークルなどについての話も聞けたので良かったです。博物館では、武家の文書があり、嬉しかったです。学生さんや教授の研究への熱意が伝わってきました。

学習合宿(信州大学教育学部での模擬授業)

9月29日(火)30日(水)の2日間、3学年は学習合宿を行いました。 

晴天と秋らしい清涼な空気に包まれた29日は、信州大学教育学部でキャンパスツアーを体験しました。まず八木准教授から、「大学」というものについて説明をいただきました。

 ~生徒の感想より~ 
  • 大学の授業が選択式だということを初めて知り、少し大学受験に近づいたかなと思った。意外と知らないことがたくさんあったので、これからはよりアンテナを立てて、情報を集めたい。
  • 信州大学のキャンパス見学では、図書館の中がすごかった。古い本ばかり揃っていて、今ではなかなか見られないような資料まであった。正に、宝の山だった。
  • 信大へ行って、本気で大学について考えようと思った。今までは特に将来の夢も決まってなくて適当だったけれど、しっかり考えるきっかけになった。あと、PISA型読解力を身につけたい。

授業公開(科学リテラシー)

 8/29に授業公開がありました。3年生の科学リテラシーの授業ではどのような学習をしているのかと、関心をお持ちになられた参観者の皆さまも多かったようです。現在3年生では、卒業研究として一人ひとりが研究課題を設定し、その追究に取り組んでいます。

 今回は、その中間発表を行いました。夏休み中に資料集め等の活動を始めたものの、現時点ではまだあまり研究が深まっていない段階です。中間発表をすることで、互いの感想や意見を聞く機会を得て、今後の追究の仕方や課題解決法の糸口が見えてきた生徒もいたことでしょう。

若者タウンミーティング開催

  8月26日(水)、長野県主催の「若者タウンミーティング」が本校で行われました。「50年後の長野県を見こしたアイデアを考えよう」をメインテーマに、3年生計16チームが阿部長野県知事に対し具体的提案を行い、住みたい街を目指した政策について、意見交換をしました。

 提案内容は以下の通りです。

テーマ

提案内容

医療改革

都市部と地方の姉妹病院制度 県内医療機関医師への補助金 歩数計配布

医療

医学部・看護学部学費を県が負担 条件として卒業後長野県指定場所へ勤務

育児支援計画

子育て休暇義務化 子育て支援金 認定こども園を増やす

子どもを増やせっ!

ながの貯金(税金より1日1円) 出産ごとの補助金増額

日本が世界に挑戦

交通網を発達させ企業誘致 農地バンクやブランド化より農業活性化

海外

インターナショナルスクール 一校一国運動 交通網整備 外国人の働きやすい職場づくり

長野の自然を守る

「人が自然の一部である県」絶滅をふせぐ 野生動物遭遇時「知る」活動を

農業

近郊工業の利点 生産量の高い野菜の増産 新規移転者受け入れ税収増を

伝統

おやきなど伝統を発信する企業をつくる 企業の雇用増により人口流出を防ぐ

住みやすい街・長野

新幹線(長野~名古屋)開通 遊園地・ショッピングプラザ建設 道路拡張

来たれ 若者

県内大学増設 交通網の整備(小型バスの利用) アパートの家賃を下げる

長野のお財布を豊かに!

川中島等歴史をモチーフにしたイベント・ゲーム お祭りで盛り上げる

人口・倍増計画

空き家を減らす IT企業を長野へ 移住者に支援金を 農業機械の貸し出し

Welcome to nagano

夏フェスの開催 大河ドラマツアー お見合いイベント開催

人口減少に適した街づくり

長野県を5つに分ける市町村合併を大々的に行う 空いた地域を自然に還す

「長野」流出を流入へ

空き家バンク ふるさと納税 交通網整備


生徒の感想<生活記録から>

今日は、阿部知事とタウンミーティングを行いました。それぞれのグループがパワーポイントやポスターを使い、発表しました。発表を聞いて、なるほど、そういう制度があったら良いかもというものがいくつかありました。阿部知事の意見も聞け、充実したタウンミーティングになったと思います。阿部知事の話を聞いていて、「地消地産」という言葉が印象に残りました。今までのように人口が増えているわけではないので、発想をかえていかなくてはならない、とのことでした。人口が減少していく中、社会を担っていくのは私たちです。タウンミーティングで発表したことを実現できたらいいなと思います。

タウンミーティングがありました。今まで準備してきたプレゼンをし、知事と意見交換したり、長野県について考えたりした2時間でした。私は将来どうなるか分かりませんが、きっと長野を離れると思います。でも、今日のタウンミーティングで、就職のときはなるべく帰ってこられると良いなと思いました。良い会になったと思います。

地域創生について考える

 阿部知事が、『地方創生』について中学生と語り合う機会を持ちたいとのことで、屋代高等学校附属中学校にその依頼がありました。
 知事との対話は8月末に予定されていますが、事前に何度か中学生だけで、考えたり話し合ったりするワークを重ねていくことになりました。現段階では『地方創生』と言っても、どんな事例があるのかや、現実的にはどんなことができそうかということについては、あまり知識がないかも知れません。
 そこで先ず、「あなたにとっての“自分の地域”とは?」「理想の“地域”のキャッチフレーズは? どうしたら理想の地域になると考えますか?」というテーマで、グループ毎に話し合う機会を持ちました。
 多くのグループから、「店が少ない」「(子ども)人口が少ない」「生活が不便」などのデメリットが挙げられたのと同時に、「自然が多い」というメリットも挙げられました。これらは表裏一体のもので、ひとつのことを改善しようとすると、その裏側にあるものが損なわれてしまうこともありそうです。そこを上手く改善したり、活性化させられたりする方法を、私達の話し合いの中で見出していくことができるでしょうか。

~キャッチフレーズの例~
○目指せ渋谷!!~あの頃の若さを取り戻せ~
○自然LLサイズ!○子どもを増やそう~Two Children 若さ輝く未来へ~
○便利な田舎
○“ちょうどいい街”                  

~ワークをしてみての感想~
  • 地域ごとに様々な悩みがあるんだなと思った。全体的に見て、「自然」「店」「人口」がキーワードになる感じだと思う。
  • 自分の住む地域について考えることはあまりありませんでしたが、普段楽しく生活できるのは、良い点だと思いました。また(地域に対しての)不満というのは少し自分中心の意見が多くなってしまいました。
  • 何がしたいかはすぐに思いついたけれど、それをどうしたら達成できるかは考えるのに時間がかかった。自分の利益をマイナスの現象を起こさずに得るのは難しいことだと思った。自分の考えとは違う、地域のOKとNGをシェアできた。OKな所が、逆にNGだったりといろいろあった。