ハトニワH31(2019)年度
木曽天文台実習
2年生の理数科の生徒が木曽に行き、天文台実習を行いました。
ドーム内で巨大望遠鏡を実際に動かすところを見たり、望遠鏡の内部構造を見せていただいたりと貴重な経験ができました。昼間はすこし曇っていましたが、夜になると晴れて、望遠鏡を用いて木星などを観測でき、天の川も見えて、みんな感激していました。大学の観測所で宿泊して、研究者と大学院生を身近に感じながら過ごした二日間は、生徒たちにとって新鮮でした。講師の先生方とTAの大学院生は皆親切で親しみやすく、プログラムの内容以外の進路相談などにも、夜遅くまでのっていただきました。プログラムの内容は、銀河までの距離を計算するためのデータ収集を行い、後退速度の情報をあわせて宇宙の寿命を考えました。携帯電話の電波が通じず、答えをネットに求めようとしてもかなわない環境の中で、自分たちの頭で考えていくことの大切さ、重要さに気づくことができました。「宇宙の年齢を求める」実習では、実際の内容は難しい数式などは一切必要なく、クラス全員が積極的に関われる内容であり、生徒の感想からも、課題解決をしていくことのおもしろさを感じとることができました。