ハトニワH31(2019)年度
日本地球惑星科学連合2018年大会高校生セッション
5月28日に幕張メッセにて行われ、本校からは8名の生徒が参加しました。
発表に先立つ講演では<地球・惑星科学トップセミナー>より「小惑星探査ミッション“はやぶさ2”の挑戦と現在までの結果」「超高圧実験で見る地球中心核(コア)」の二つのテーマの話を聞きました。
講演後は、日本気象学会や日本宇宙生物科学会など50を越える学会が一同に集まり研究成果を交流しあう「日本地球惑星科学連合2019年大会」に参加し、45秒スピーチによる研究紹介ではユーモアも交えて分かりやすく簡潔に次の2つの研究内容を発表しました。
「YosemiteValleyの河川中の金属イオン濃度の分析と日本の河川との比較」
原田能亜(3-5)石田要 近藤理彦(以上3-7)
「墓石地震学による考察」<優秀賞受賞>
梶結人 石田要 上原響一朗 小林虹介 鈴木康浩(以上3-7)
「墓石地震学による考察」が全国2位に相当する「優秀賞」を受賞しました。ポスター発表コアタイムでは、多くの研究者や生徒がポスターの前に来て下さり、積極的な議論を行っていました。団体展示ブースには東大地震研究所、海洋研究開発機構、情報通信研究機構などの研究機関の他、企業などからも多数出展があり、空き時間を利用して見学など交流ができました。
以下は引率教員の所感です。
・世界中の研究者が集う学会に参加して発表を行う事によって、科学分野の研究の雰囲気(自由闊達な議論)を堪能することができた。生徒にとっては新鮮で刺激的だった。
・発表する機会や交流は研究自体をさらに進めるための良い刺激になった。さらに、今後の高校生活における学習や研究のモチベーションにも繋がったようだ。
・多くの研究者や大学院生に見てもらい専門的な指導もしていただいた。多角的で専門的なフィードバックを得られ、研究の意義や今後の方向性に関して生徒達が考える良い機会となった。
生徒の所感です。
・各高校でとても興味深い研究をしていて感心した。米国研修でのイオン分析で今回参加したが、自分たちの調査方法などに反省すべき点が沢山見つかった。後輩たちにしっかりと引き継ぎたい。
・墓石の研究に関する新しいアプローチや今後の展望が一気に開けた。素晴らしい機会だった。今後の研究の発展に繋げたい。
・様々な方からアドバイスを頂けて良かった。東大や京大の教授をはじめとして、多くの方が僕らの研究を興味深そうに聞いて下さり、批評して下さったので、今までの発表の中で一番良い意見が頂けた。発表をする場として最高だった。
今回の学びを自分のものにして、まわりにいる友人たちにも是非話をしてあげてください。