星のロマン~木星と土星の接近を捉えろ~

 12月23日(木)18:00から屋代高校OBの方を講師の先生にお呼びして本校の望遠鏡から木星と土星の観察を行いました。本校の科学班や前回のふれあい天文学を聞いて星について興味をもった3年生が20人ほど集まりました。当日はすっきりと晴れた夜空で肉眼でも観察できました。望遠鏡の不具合もあり木星と土星のアップ画は見ることはできませんでしたが、月の表面や火星の観察を行うことができました。話によれば、木星の公転周期は12年なので、木星は1年で軌道上を30度動き、公転周期が30年の土星は1年で12度動くそうです。すると1年の間に両惑星の間隔は18度ずつ開いていくことになり、20年の周期になるそうです。今回の場合は木星と土星の軌道が見かけ上交わる点の付近での接近なので超大接近となります。約0.1度間隔まで近づくのは、前回は約397年前だそうです。次回は約60年後まで起こりません。きっと年を重ねて土星と木星の大接近を眺める度に、空を見上げた時に中3の頃にタイムスリップした感覚になるのではないでしょうか。生徒からは「空は澄んでいて、星は輝き、冷たい空気が少し気持ちよかった」や「なかなか経験できないのでとてもよかった」等の声が聞かれました。貴重な体験になったようです。講師の先生には感謝です。