「より良く伝える」技法を学ぶ~ 新聞スクラップ作品の学びから

 社会科では「より良く伝える」技法を学ぶことを目的に、夏休み前から取り組んできた「新聞スクラップ作品」が全員完成し、授業で発表会の機会を設けました。
 生徒たちは班別発表会→学級発表会→学年発表会 という3回の発表を通じ、「より良く伝える」ために必要な様々な工夫に気づくとともに、実社会への興味・関心をより広げることができました。
 学年発表会の最後には、信濃毎日新聞社読者センター長を務められる畑(はた)光一さんからのお話もお聞きしました。その中で「なぜ、君たちは学校で学ぶのだろう」という問いかけがありました。そして、畑さんは「知る→考える→行動する」と黒板に書いて下さいました。

 今回の学習で、調べたりまとめたり発表を聞いたりすることを通じて、生徒たちは「自分とは違う見方や考え方がある」ことに気付きました。また、友達の考え方やまとめ方を参考にしようと「刺激」を受けた人も多いでしょう。「視野を広げる」ということは、現実の社会事象を知ることだけではありません。内なる自分自身の見方や考え方を深めることは、自分以外の誰かと関わりあうことで初めて可能となります。そんな意味で、この学習を通じ生徒たちは「学校でしかできない」学びをすることが出来ました。