お祝い 9期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ー卒業証書授与式ー

3月22日(水) 3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。中高一貫校とすれば、折り返し地点ということになりますが、義務教育が修了する中学校の卒業は、人生においてとても大切な瞬間であると思います。みなさんとは2年間一緒に生活をさせて頂きました。コロナ禍のため、学校生活を最も送りにくい時期に、中学校での生活を送ってきた皆さんですから、時には、自分の気持ちに迷いが生じて、整理がつかず一人で悩んだり、もがいたりした時期もあったと思います。それでも、みなさんには、そんな仲間を一人にしない空気がありました。仲間を思うあったかい心がありました。それが、9期生の一人一人の成長につながったと思っています。言い換えれば、「自分以外のことに、力を注ぐことができる」人たちの集まりであったと思います。コロナ禍でコミュニケーションの機会が奪われ、人とかかわることを避ける傾向を指摘されていますが、9期生の姿を見ていると、私は逆に、自分は何ができるか、どんな風に役に立てるのかを十分考え、行動につなげていた様に思います。人とのかかわりを避けるよりもむしろ、温かな気持ちを周りの人に届けられた素敵な9期生であったと思います。その心根に感謝いたします。ありがとうございました。

  

 そして、今年度は創立10周年記念式典という大切な行事もありました。コロナの波に飲み込まれながらも、一人一人の気持ちを会場に集め、夢に向かって進むべき道を考えた大討論会、そして会場に来られない仲間の分まで声を出した全校合唱、記憶に残る素晴らしい式典をつくりあげてくれました。昇降口に飾られた記念の手づくり時計は、木片の裏側に記した一人一人の願いが実現するようにと、一秒一秒しっかりと時を刻んでいます。行き詰まった時にこの時計を見ると、自ずと勇気が湧いてきます。9期生のみなさんが、そしてこれから先この学び舎で学ぶ生徒のみなさんが、ふと立ち止まりたくなったときには、この時計を見て、また前に進んでほしいと願っています。

  

 いよいよ高校での生活が始まります。そんな皆さんに、最後に二つお願いがあります。一つ目は、まちがっても「中学の時のほうがよかった」と言わないこと。そう思って過去を振り返るのは、年を取ってからで十分です。大丈夫。皆さんは若いはつらつとしたエネルギーを持っています。なんでもできます。なんでも叶います。自分の力を、内から外へどんどん出せます。失敗したって、いくらでもやり直せます。もし、先に進む勇気が出ないときには、深呼吸して、空を見上げて、ニコって笑ってから、もう一度前を向いて見てください。そして、素敵な思い出をどんどん更新して、「今が一番楽しい!」と思えるように頑張ってください。 二つ目は、「幸せ」になってください。幸せになるために必要なもの、それは愛と勇気です。みなさんはこの二つをすでに持ち合わせています。あとは出すだけです。ぜひ幸せな人生を歩んでくださいね。みなさんのこれからを、同じ空の下で、100%で絶賛応援しています。