一枚の写真から~多様な考え・視点が~

先週、一枚の写真をオンラインで紹介し、感じたことをオンライン生活記録で書いてもらいました。
学校の玄関脇の写真です。



☆感想を素直に綴る生徒がいます。
(1年生)こんな場所でもたんぽぽが咲くのに驚きました。そして、このたんぽぽに勇気をもらい、明るい気持ちになりました。

(1年生)普段どこにでも咲いていて、あまり気にされないタンポポ。しかし、この画像を見てどんな場所でも、生きようとするタンポポの生命力を改めて感じました。

(3年生)たんぽぽの生命力の強さに感激した。だから、ぼくもたんぽぽを見習って不安などがあっても力強く生きていきたいと思う。

☆自分の身の回りに目を向ける生徒も。
(2年生)今日は朝ゴミを出しにいくと、高さが1メートルほどで花や綿毛もたくさんあるタンポポを見つけました。このように、タンポポも臨機応変に頑張っていて素晴らしいと思いました。

(2年生)今日、飼っている犬と散歩をしていたら、副校長先生が見たタンポポの綿毛のように側溝のところからはえているタンポポの綿毛や、コンクリートを突き破ってはえてきているタンポポをみました。どんなに固い場所からもはえてきていて、すごい生命力だなぁと思いました。

(3年生)今日道端で西洋タンポポではなく、貴重になってしまった日本タンポポを見つけた。それで、西洋のものに負けずに頑張って咲いていて、元気をもらった。

☆俳句や短歌を創作する生徒がいます。
(2年生)「タンポポと いう名の春の 太陽が 地に張り付いて 耐える強さよ」
ど素人って感じが凄いですがご容赦ください。

(1年生)私は上の写真を見て俳句を考えました。『タンポポは 隙間からでも 精一杯』という句で、狭いところからでも力強く成長していてすごいと思って句にしました。

(1年生)上の写真を見て、考えた句と連句です。 「みちばたで 根強い綿毛 旅準備」 →「風にのって 未来へ進め」 →「あたらしい いのち今年も 芽生えてく」 →「誰にも負けず 空へと大きく」

☆詩も創作。
(2年生)人類は皆でコロナと戦っている/こう思うことはないだろうか/植物や動物になりたいと/でも植物も植物で自然と戦っている/こんな時植物だったらどうするのかな

(1年生)植物の種は/どんな場所に落ちても/必ず花を咲かせて使命を果たす/人間は/戦争という殺し合いをする/自分たちのほうが偉いと思っている/とても恥ずかしいことだ

(1年生)「いいな?。僕も動けるようになりたいな?。」/僕はいつも、嬉しそうに帰る人たちをじっとみつめていた/そして、自分が旅立つ夢を見るのだ

☆他の視点で興味を広げる生徒も。
(3年生)「こんなところに〇〇が、、、!」ということはよくあります。確かに、植物(特に道ばたに生えている雑草など)は成長がすごいし、強い生命力を感じます。

(1年生)上の写真のタンポポの綿毛は凄いと思いビックリしました。それでも、家の周りにはもっと凄い花があるかもしれないので探してみたいです。

(1年生)私の家の近くの公園のフェンスと道路の間に生えている木があります。どうして、そんなところに生えて育つことができるのか、不思議です。

たった1枚の写真から、こんなに多様な視点から、多様な考えが生まれます。創られます。
素敵ですね。
そして、その多様な視点・考えに触れ、また、新たな視点・考えが創造されます。

明日から、学校の「新しい生活様式」による生活が始まります。