活動報告

<高1野外観察実習> 報告

実施日  8月25日(木)
実習場所  上高地コース(1・4組)  上高地ビジターセンターから散策
      乗鞍高原コース(2・3組) 乗鞍自然保護センターから大雪渓、国民休暇村
      志賀高原コース(5・6組) 前山リフトから四十八池の散策
      戸隠化石採集コース(7組) 実習および戸隠地質化石博物館

天候やコロナ感染症が心配されましたが、全行程予定通りに、無事に実施することができました。特に天候は、何とかギリギリ逃げ切ったという感じで、前日までと当日の夕方からは降雨でした。
ちなみに、学年生徒全員で自然観察実習を行っている学校は、全国のSSH校の中でも極めて珍しく、本校の特色の一つです。本校では、「実験・実習・体験」に基づいた理数系教育を重視しており、このような機会を長年積み重ねてきました。ガイドを務めてくださった講師の方々や企画をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。

<生徒感想>(上高地)
・教科書やインターネットの画像や動画で全てを知ったような気でいたが、今回の野外学習を通して、実際に自分の目、肌、耳などで自然を感じ、新しく学んだことが多い1日となった。肉眼で景色を見たり、実際の空気・水の冷たさを肌で学ぶことは日常生活では味わえない楽しさがあり、フィールドワークに対して重要性を感じるとともに、深く興味を持つことができた。これからもこのような機会を大切にして、自分の体で経験する活動に積極的に取り組んでいきたい。
・私は上高地に行くのが初めてだったが、人の手が全く加わっていない原生林、川を目の当たりにして、自然の雄大さ、素晴らしさを実感し、物凄く圧倒された。街路樹や人工林を見て、木は環境に良いとか自然は良いとかを言っていた自分を、恥ずかしく思うくらい、原生林の生命力の強さ、その姿勢、生態系の豊かさがとことん詰まっている感じが本当によく伝わり、これから自然や生態系について問題視し、考えていくきっかけになった。木や草花の生命力は本当に強く、どこまでも根を張って生きようとするその様子に、心を打たれたし、私も小さな事でクヨクヨしたり諦めてしまったりせず、最後まで、できるところまで、一生懸命頑張らないといけないと思った。又、自分が普段暮らしている場所では感じられない、自然の生態系や空気の良さ、気持ちが良い涼しさを感じることができて、今まで溜まっていた疲労を癒し、自分自身リフレッシュすることができた。川の水もすごく綺麗で透き通っていて、そして冷たくて、すごく癒された。自分は田舎に住んでいると思っていたが、自分が住んでいる場所は実際にそこまで田舎ではないことに気付いたし、このような自然を体全体で感じられる経験は、これから大人になればなる程、なかなか無いと思うので、良い経験になった。
<生徒感想>(乗鞍高原)
・自然について、木やキノコなど沢山の知識を身につけることができ、充実した一日となりました。いつもの住んでいる地域にとどまらず、他の場所に行き、環境や講師の方のお話を聞くことで普段と違う経験が得られて、新たに多くのことを学ぶことができました。自然環境について興味が高まりました。これから色々なことに興味を持って過ごしていきたいです。私は、講師の方に教えていただいた「ありがとうゲーム」を実践していきたいです。
<生徒感想>(志賀高原)
・今まで一度も行ったことがなかったこともあり、感心をもつことができた。特に講師の方が説明して下さる志賀高原の自然のでき方や歴史を、実物を見ながら聞くことがとても充実していて楽しかった。
・ジブリ作品でしか見たことがないような景色を実際に見ることができて感動した。
・自然を体験出来た貴重な機会となりました。こういう活動は可能な限り増やしていけばいいと思います。
<生徒感想>(戸隠)
・小学校の時に行った場所だったが、知識が増えてから行くとまた違った見方ができてとても面白かった。長野県の昔の状態を化石から考え、広げていくという面白い見方ができた。
・地学は触れる機会はないけど化石とかを分析するために植物のこととか生物のこと歴史も知っていないといけないとても大変でとても重要なものなんだとわかりました。地層も実際に見て手で触ることでより違いがわかったので実際にいろんなことをするというのはとても大切なんだと思いました。