<統計講演会>報告
実施日時 6月19日(水)
実施会場 屋代高校附属中学校(中学1年)屋代高校(高校1年) 屋代高校パソコン室(高校1年理数科)
講 師 小口祐一 教授 (茨城大学教育学部)
内 容
「ICTを活用した統計的探究-統計グラフコンクールの重要ポイント-」という演題でご講演いただきました。長野県統計グラフコンクールに出品することを目標として、PPDACサイクルについての解説を受けた後、具体的な問題でデータ分析の手法や仮説検定の考え方について教えていただきました。さらに、昨年度のコンクールの入賞作品を見ながら、各作品の優れている点を解説していただきました。統計グラフコンクール作品の雰囲気と応募への動機づけになるとともに、データをグラフ等に可視化することによって、調査結果の分析、論理的な考察が可能となることを学びました。
この後、理数科1年生はパソコンのエクセルを用いてSSDSE(教育用標準データセット)から箱ひげ図やヒストグラムを作成、分析する演習を行いました。膨大な数値ファイルから簡単に様々な種類のグラフを作成でき、生徒から感動の声があがりました。
<講師の先生より>
附属中学校生の皆さん、統計的探究のアイディアについて、興味をもって聞いていただき、ありがとうございました。これから、箱ひげ図や散布図など、どんどん使える統計手法が増えてきます。中学校・高校の学習を通して、分析の精度を高め、美しい統計グラフコンクールの作品をつくってください。
高校生の皆さん、統計的探究プロセスを遂行する力は、今後の国際社会においてとても重要になってきます。統計グラフコンクールのポイントを熱心に学んでいただき、ありがとうございました。高校生の作品は、ビッグデータを分析したものが増えてきました。表計算ソフトやアプリを活用して、グラフに表現することで新たな発見ができる作品をつくってください。
<生徒感想>高校生
・統計グラフコンクールに出品するにあたり有益な情報がたくさんあったのでアプリや情報をうまく使い作成したい。
・統計はあまり得意ではないが、基礎を知ることができた。ジオジェブラやe-Statなどを活用して、中学校の時よりも内容の濃いものを作りたい。
・過去の作品を見るのはとても参考になった。野菜の値段など、思ったより近くにも問題があることにきずいたので、見つけて調べてみたいと思った。
<生徒感想>中学生
・データを整理するこで見やすくなり内容を読み取りやすくすることができる事がわかった。データ活用についてもっと学んでいきたいと思った。
・統計グラフをつくるときの流れや、優秀作品のどのような点が良かったのかや、考察の仕方やグラフの読み取りかたがわかった。自分が知っているグラフ以外にもグラフがあることがわかったので、自分も活用してみたいと思う。
・優秀作品のグラフからの読み取りかたやテーマ設定が面白く、興味深いお話だった。今日聞いた内容も参考にして統計グラフをつくっていきたい。